メガバンク、水面下で激化するある「争い」 三菱UFJは巨額投資、出遅れる三井住友
文=森岡英樹/金融ジャーナリスト
また、運用会社の糾合で先頭を走る三菱UFJ FGは、三菱UFJ信託銀行を核に、2015年度から向こう3年間で3000億円を超す巨資を投じて、海外の資産運用会社の買収に乗り出す構想を描いている。
一方、三井住友FGは傘下に大和住銀投信投資顧問と三井住友アセットマネジメントの2社の資産運用会社を持つが、いずれも三井住友FG からの出資は40%台にとどまり、マジョリティーを確保していない。ライバル2グループを尻目に、残された三井住友FGはどう動くのか。その一手が注目される。
(文=森岡英樹/金融ジャーナリスト)