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堺屋大地「ロジカル恋愛学」

渡部建と佐々木希、結婚生活に「重大な懸念材料」…退屈なグルメ家の試練

文=堺屋大地/恋愛コラムニスト
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 まずグルメというジャンルについてですが、確かに渡部さんの知識やトーク力は一朝一夕で築けるものではありませんが、基本的に参入障壁が低いジャンルです。食にこだわりを持つ芸能人は少なくありませんし、渡部さん以上の知識とトーク力を持ったタレントが次々と現れる可能性はあるわけです。

 次にMCというジャンルでは、すでに渡部さんの実力には疑問符がついている状態。今年4月から土曜の情報番組『王様のブランチ』(TBS系列)の新MCに抜擢され、一見、波に乗っているようにもみえます。が、実はそれまでに渡部さんがMCを担ってきたゴールデン番組は立て続けに撃沈しているのです。

 渡部さんが田中みな実さんと組み、日曜夜8時の情報バラエティー番組『ニュースな晩餐会』(フジテレビ系列/途中番組名変更あり)に抜擢されたのが2014年10月のこと。しかし、この番組は低視聴率のためわずか1年で打ち切りの憂き目にあいます。

 それだけでなく、15年4月に森高千里さんと組み、水曜夜8時にて鳴り物入りでスタートした『水曜歌謡祭』(フジテレビ系列)。こちらはフジテレビが年1回放送している大型音楽番組『FNS歌謡祭』『FNSうたの夏まつり』のスタッフを集めてレギュラー化した力の入った音楽番組でしたが、こちらも低視聴率が原因でわずか半年弱で打ち切り。現在は番組名を変え、細々と深夜枠で放送している状態です。

 要するに、ゴールデン番組のMCとしては失格の烙印が押されかけているんですね。

『王様のブランチ』が試金石に

 そして、くだんの『王様のブランチ』の抜擢。深夜番組などのMC起用はありましたが、局側の力も入った大型番組のMC起用は渡部さんにとって久しぶり。この同番組でのMCが好評を博し、MC番組が打ち切りになったという汚名を返上できればいいですが、評判が悪いとなると、伸びしろがないことを露呈してしまう可能性もあります。

 同番組はグルメや映画といった渡部さんが得意とするジャンルを取り扱うことが多いので、彼にとってはやりやすいフィールドの番組ではあるでしょう。ですが、今年3月まで活躍していた先代MCの谷原章介さんと比較されてしまうと、どうしても“格落ち”感が否めません。

 特に谷原さんが自ら番組卒業を申し出た理由として、「10代後半から20代後半の方たちがメインの番組なので、自分の役割が終わりに近いことを感じていました」とコメントしていました。つまり年齢を理由に降板を申し入れていたので、番組ファンは当然、20~30代のフレッシュな男性MCになるのだろうと予想していました。

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