渡部建と佐々木希、結婚生活に「重大な懸念材料」…退屈なグルメ家の試練

　けれど、新MCとして抜擢されたのが谷原さんと同い年の渡部さん。「番組が全然若返ってないよ！」という番組ファンからのツッコミの嵐で、渡部さん体制で番組が始まる前からミソがついたかたちでした。

　その逆風を退けられる名MCぶりを披露できればいいのですが、渡部さんのMCスキルに対して「安定感がある」という評価はあるものの、反面「予定調和で退屈」というマイナスな評価も少なくないので、吉と出るか凶と出るかに注目が集まっています。

“仕事をする男の姿”に惚れる女性

　では、なぜ『王様のブランチ』でのMCの成否が、佐々木さんとの結婚生活の懸念材料となるのか。

　それは、佐々木さんが“芸能界で地位を築いている渡部さん”を好きで結婚を決めた可能性があるからです。

　こう書くと、さも佐々木さんが男の地位や名誉やカネが目当てで結婚したかのようですが、決してそう言いたいのではありません。一般論として仕事をバリバリこなす男は、女性から見て魅力的に映りますので、“仕事をする男の姿”に惚れる女性は少なくないです。

　佐々木さんはきっと、もちろんプライベートの時間で見せる渡部さんの優しさなどの性格面にも惚れているのでしょうが、多くのバラエティー番組で博識ぶりも披露しつつ、それでいて番組MCも任されるようになった渡部さんの姿に惚れたという面のほうが大きいのではないでしょうか。

　しかし、それは裏を返せば渡部さんの仕事の不調が、二人の仲の亀裂のきっかけにもなりえるということ。“カネの切れ目が縁の切れ目”という言葉はすごく俗物的でいやらしい印象がありますが、男女間においては結果論的にそうなってしまうことは多々あります。

　たとえば、現役時代に活躍をしたアスリートが引退後に離婚するケースもままありますし、年俸数千万円という外資系金融マンが契約を打ち切られた直後に離婚してしまうケースもままあります。

　結婚を決めた理由として女性側が挙げるのは、たとえば「彼の穏やかな性格」「男らしい性格」などがありますが、それらのファクターは、実は“仕事の順調さ”に裏付けられていることはよくあることです。

　性格が穏やかだった彼でも、仕事が不調になるにつれて気性が荒くなってしまうこともあれば、男らしい性格と思っていた彼でも、仕事が不調になってくるとただ傲慢で自己中心的な性格に見えてきてしまうこともあります。

　女性本人に自覚があるかないかにかかわらず、“彼の性格に惚れました”というのは、多分にして“仕事で成功している彼の性格に惚れました”というパターンが多いのが実情です。

仕事の不調＝男の魅力の減退

　ですから、“仕事の不調＝男の魅力の減退”となる可能性は大いにあり、渡部さんの場合はMC業の不調が佐々木さんから見た魅力の減退につながりかねないということです。

　ましてや交際していた期間は、渡部さんがゴールデン番組の司会もこなしていた絶頂期なわけですから、『王様のブランチ』でMCとしての力を業界内に見せつけないと、このまま芸能界での地位がピークアウトする可能性も高いわけです。

　佐々木さんといえば、元ギャル＆元ヤンであるとの報道もあります。過去に佐々木さんの元彼として報じられてきたのは、EXILEヴォーカルのTAKAHIROさんや、西麻布にある会員制バーの店長など、いかにも元ギャル＆元ヤンが好みそうな系統の人々です。そして、結婚相手となった渡部さんは、こうした男性とは異なるタイプといえます。

　今、佐々木さんが渡部さんへ抱いている愛情が本物であろうことは疑いようがありません。ですが、もし渡部さんのMC業が不調に陥って男としての魅力が減退した際、佐々木さんの元ギャル＆元ヤン時代の感覚がふつふつと蘇るようなら、品行方正な渡部さんに物足りなさを感じ、夫婦の危機に陥るなんてこともあるかもしれませんね。

　そうならないためにも、渡部さんにはぜひ、『王様のブランチ』でのMCで確固たる地位を築き、今後も芸能界の名MCとして名をとどろかせていってほしいものです。
（文＝堺屋大地／恋愛コラムニスト）

●堺屋大地（さかいや だいち）
恋愛コラムニスト。中高時代はスクールカースト的に4軍男子（非モテ）。そんな非モテな学生時代の過去の経験則と、女性経験人数500人オーバーという現在の経験則を融合させ、ロジカルに恋愛を分析する。2011年にメディア関係の株式会社を立ち上げ、経営者としての顔も持つ。Webメディア『女子SPA！』（扶桑社）、『INLIFE』（楽天）などでの恋愛コラム連載や、TOKYO MX『5時に夢中！』にコメント出演するなど、メディア出演多数。Twitter