“昭和最後の7日間”に生まれた内村航平、“平成最初の24日間”に生まれた多部未華子
“昭和64年生まれ”のビッグネームたち
昭和64年の1月4〜6日には、これといった大きなニュースはなかった。しかし、そんな昭和最後の数日間に生まれた著名人も存在する。ボクシングの元WBA世界フライ級王者・元IBF世界スーパーフライ級王者の亀田大毅である。近年、テレビ番組で「ボクシングが大嫌いだった」と告白した亀田は、“昭和最後に生まれた著名人”だともいえる。
なお、“昭和64年生まれ”というレアなプロフィールを持つ人としては、ほかにも意外な大物がいる。
北京、ロンドン、リオデジャネイロと3大会連続で五輪に出場、3つの金メダル、4つの銀メダルを手にした体操選手の内村航平は、昭和64年1月3日生まれなのだ。
この日には、AKB48&NMB48の元メンバー・梅田彩佳も誕生している。大島優子、篠田麻里子、小嶋陽菜などAKB48の初期主要メンバーには昭和生まれが珍しくないが、彼女は“もっとも若い昭和生まれのAKB48メンバー”ということになる。
一方、平成元年1月に生まれた国内の著名人としては、女優の多部未華子(1月25日)がいる。
イベントは平成になって2日目から見切り発車的に再開
自粛ムードは強かったが、カウントダウンライブや天皇杯、ライスボウルが開催されたように、スポーツや音楽のイベントもある程度、通常通り行われていた。大きなところでは、1月3〜4日には、元BOOWY(前年に活動休止)の氷室京介の東京ドーム公演もあった。
しかし、政府が弔意を示すよう協力を要望したこともあり、昭和最後の日(1月7日)と、平成最初の日(1月8日)だけは、さすがに各種イベントが軒並み中止となっている。花園ラグビー場で予定されていた、全国高等学校ラグビーフットボール大会の決勝戦は行われず、決勝進出の両校が優勝扱いになった。
日本武道館では1月7~9日に、爆風スランプによる3デイズ公演が予定されていたが、9日のみの開催に。結果的にこれが、平成初の武道館コンサートとなる。
1月8日が初日となる予定だった大相撲1月場所は、1日だけズラして、9日よりスタートとなった。初日が月曜日になったのは初めてのこと。懸賞、大入り袋の配布、優勝パレードなどは自粛となっている。
当時の大相撲ではモンゴル出身の横綱はまだ誕生しておらず、千代の富士、北勝海、大乃国の3横綱体制。幕内で優勝したのは北勝海、つまり現相撲協会の八角理事長だ。
まったくの蛇足だが、何かと話題を集めている貴乃花光司はこの時は16歳で、十両に昇進する前。さらに蛇足だが、元パートナーの河野景子はアナウンサーとしてフジテレビ入社1年目だ。