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川端理香「惑わされない! 栄養と食の本質」

梅雨、体のだるさ解消する最強の食事術…食べるべき“ぬるぬる”した食品リスト!

文=川端理香/管理栄養士
梅雨、体のだるさ解消する最強の食事術…食べるべき“ぬるぬる”した食品リスト!の画像1
「Gettyimages」より

 

 雨の日はなんだか目覚めが悪いと感じる人が多いようです。梅雨の時期になると、さらに身体が重だるい、疲れが取れにくいなどと感じたり、気持ちが落ち込みやすくなったりするかもしれません。これを体質的なものと思っていませんか?

 雨の日に頭痛がしたり、持病の腰痛や手術した古傷がうずいたりするなどの経験をしている人もいることでしょう。この要因は気圧の変化。主に気圧が低下するときに人はストレスを感じ、それによって自律神経が活性化されます。自律神経には交感神経と副交感神経があり、普段はこれがうまくコントロールされていて身体を興奮させたり、リラックスさせたりしているのですが、気圧の変化でそれがうまくいかなくなり、体調が悪くなったりするのです。交感神経が活発になれば痛みを感じ、副交感神経が活発になればだるい、やる気がでないということになります。

 自律神経機能は、もともと女性よりも男性のほうがパワーが強く、加齢に伴う機能の低下も男性のほうがゆるやかです。また女性は、40歳前後で急にパワーも機能も落ち、さらに女性ホルモンの影響もあって、年齢が高くなるほど普段からだるさなどを感じやすくなりがちです。昔よりもこの時期のだるさを感じやすくなったというのは、ある意味、年齢による変化もあるのです。

 では、どうしたらその症状を緩和または予防できるのでしょうか。ポイントは血液と腸内環境です。

 身体の老化は毛細血管が年齢とともに減っていくことも理由にあげられます。血液中の酸素と二酸化炭素はこの毛細血管を通して身体の隅々まで運ばれるため、この血管に負担をかけないような食事のとり方をしながら、強化する食材をとることが大切です。

 まず血管に負担をかけるのが、「血糖値スパイク」です。これは血糖値の急激な変動を表す言葉で、食後に血糖値が急上昇し、急降下するという現象です。これが血管を傷つけ動脈硬化の原因になったり、食後の眠気や頭痛の原因になったりします。

 それを防ぐためには、食べる順番を意識すること。先に野菜などの食物繊維が多いものをとり、糖質の多い主食は最初に食べないようにするのです。以前はたんぱく質と食物繊維は血糖値を上げないために先に食べるべきとされていましたが、最近は食物繊維を最優先して、

・野菜がとれるサラダやスープ類→肉や魚などの主菜→米や麺類などの主食

という順番でとることが勧められています。

川端理香/管理栄養士

川端理香/管理栄養士

昭和女子大学非常勤講師。2004年アテネオリンピック「VICTORY PROJECT」チーフ管理栄養士、08年北京オリンピック委員会強化スタッフ。JリーグやVリーグ、プロ野球、プロゴルフ、ラグビーなど多くのトップアスリートをサポート。著書多数。一般を対象にした講演などの食育活動や執筆、レシピ開発、企業の栄養アドバイザーも務める。


川端理香オフィシャルブログ

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