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焼酎などの蒸留酒を飲む場合も、糖質を含まないからと安心して飲み過ぎてしまえば、その分アルコールからカロリーをとってしまうので意味がない。酒の種類がなんであれ、どんな酒でも飲み過ぎれば肥満につながることを覚えておきたい。
またアルコールからカロリーをとる分、つまみには気をつけたい。年末年始の宴会シーズンは、ピザやフライドポテトなど脂質と糖質の多いつまみは避け、鍋物や和風居酒屋系のつまみで飲み、シメのご飯や麺類をとらないのが宴会で太らない秘訣だ。店を選べる場合は迷わず、野菜たっぷりの鍋を選ぼう。
適量はどのくらい?
日本の医療機関で推奨されている、健康を害さない酒量の「適量」は、1日当たり20グラム程度のアルコール摂取で、これはビールならロング缶1本、日本酒で1合、ワインなら1杯半(女性の場合はこの半量)。肥満防止という面からもこのくらいの量がおすすめだ。
そうはいっても、せっかくの年末年始、もっと飲みたいという人も多いだろう。この場合も1週間にアルコール300グラム未満(ビールのロング缶15本未満)の酒量に収まるようにしたい(女性は半量)。これ以上の多量飲酒をしてしまったら、休肝日を必ず設けよう。
シメにラーメンが欲しくなったら酔いすぎサイン
アルコールを飲むと、肝臓はアルコールの分解を糖質より優先して行う。また、アルコールの分解に糖が使われるため、大量にアルコールを飲むと血糖値が低くなり、お腹がいっぱいでも糖質が欲しくなる「ニセの空腹」が起こることも。シメにラーメンやデザートが欲しくなったら、飲み過ぎのサイン。本当に食べたいわけではなく、肝臓に負担をかけている状態と心得て、翌日の体調のためにも我慢を選ぼう。
最も太りやすい年末年始に体重増加を抑えることで、年々増量していく体重に歯止めをかけ、“薄着の季節”に慌てないようにしたい。
(文=安中千絵/管理栄養士、フードコーディネーター)
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