新型コロナウイルスが流行してから、マスクの着用やソーシャルディスタンスの確保が常態化するなど、人々の生活は大きく変化した。ビジネスパーソンの中には、在宅ワークや時差出勤などで勤務スタイルが変わったという人もいるだろう。
そこで心配になってしまうのが通勤電車だ。不特定多数の人々と接触する電車は感染リスクが高く、周囲には「新型コロナの流行を機に自転車通勤を始めた」という人も多い。
しかし、まだまだ暑い日が続く中、自転車通勤のビジネスパーソンを襲う悩みは多い。そこで今回は、自転車でのトラブル時に役立つグッズを、フリマアプリの「メルカリ」で探してみた。お買い得な商品ばかりなので、ぜひチェックしてみてほしい(各種情報は調査時点)。
ドリンクホルダー
マスク着用で自転車に乗っていると、こまめな水分補給が欠かせない。すぐ手が届く場所にボトルホルダーを取り付けて飲み物を挿しておけば、即座にのどの渇きを潤すことができる。クロスバイクやロードバイク用のホルダーは少々値が張るが、メルカリで探せばお買い得だ。
ドリンクホルダーの購入時に注意したいのが、対応しているボトルの種類。ロードレーサーが使うようなサイクルボトル対応なのか、市販のペットボトル対応なのか、商品説明欄をよく確認しよう。もしわからない場合はコメントで質問できるのも、メルカリならではの強みだ。
ベル
法令上、自転車への取り付けが義務付けられているベル。意外と壊れやすい部品で、うまく鳴らないまま放置しているという人は、この機会に買い替えた方がいい。操作性や音などにこだわる人は、実店舗で触感や音を比べてからの購入がおすすめだが、「いざというときに問題なく鳴ればOK」という人はメルカリで探せば十分だろう。
狙い目なのは、メルカリの最低出品価格の300円で売られており、配送料を出品者が負担してくれる商品だ。通販で同じ価格のベルを注文すると、別途送料がかかってしまう場合がほとんどだろう。だが、メルカリでは最初から「送料込み」の商品を探せるので、お得に買い物をすることができる。自身の売上金などがあれば、その端数を使って気軽に購入できる点もメルカリの特長だ。
空気入れ
自転車の機動性を一気に失わせるパンクで困らないために、「空気入れ」を携帯していると安心だ。瞬時に空気が入る「電動式」は便利だが、大きかったり重かったりと、持ち運びにはあまり適さない。電動式は自宅用として、外で使う携帯用の空気入れはサイズ感を重視して選ぶといいだろう。
メルカリで多く見かける安価な空気入れは、コンパクトで軽量なものがほとんど。「価格の安い順」に並び替えて表示すれば、サイズも価格も手頃な空気入れを見つけやすい。とはいえ、空気入れ以上に重要なのは、こまめにタイヤの点検をすることだ。異変がないか、日頃から注意しておこう。
サドルバッグ
前述の「空気入れ」など自転車用の整備道具を持ち運びたい人には、サドルに取り付けられる「サドルバッグ」が便利だ。ほとんどがサドルの下部に取り付けるタイプなので、人目に触れづらいことも考えれば、デザイン性よりも機能性、そして価格を重視して選んでもいいだろう。
もちろん、「人気ブランドのサドルバッグがいい!」とこだわるのもアリだ。メルカリなら、豊富なサドルバッグを取り扱うことで有名な「TOPEAK」や、イタリアの自転車メーカー「Bianchi」などのブランド品も安価に手に入る。
なお、ノーブランドのサドルバッグは出品者の説明が最低限しかない場合も多い。バイク用のサドルバッグと間違えないよう、要注意だ。
傘ホルダー
雨の日でも自転車通勤をする場合、レインコートやレインウェアなどを着て運転をする人がほとんどだろう。だが、自転車を降りて歩くときは、やはりレインコートではなく傘をさすものだ。折りたたみ傘をカバンに入れておいてもいいが、親骨のしっかりした大きな傘の方がスーツやカバンが濡れるストレスが減り、安心できる。
自転車に取り付け、傘を固定して持ち運べる「傘ホルダー」があると、携帯性が高くて非常に便利だ。運転の邪魔にもならずに傘を携帯できるので、置き傘としても活躍。急な通り雨が増える、これからの季節にピッタリだ。傘を固定するだけで劣化も少ないため、中古で安価なものを探してもハズレを引きづらいアイテムといえる。
メルカリに出品されている自転車関連アイテムの商品説明欄に多いのが、「自分が乗っている自転車には使えなかったため出品します」というコメントだ。それぐらい、自転車は種類が多く、アイテムもそれぞれに合ったものが販売されている。メルカリでの購入時には、出品者と同じ失敗をしないように、「これなら大丈夫」と思えるまで入念に確認すると安心できるだろう。
(文=清談社)