メイクブラシを洗ったことない…雑菌で肌荒れ&ニキビに 月1回の超簡単お手入れ術
「メイクブラシを買ってから、洗ったことがない」という人も少なくないかと思います。しかし汚れたメイクブラシを使い続けると、思わぬデメリットを招いてしまうことも。
そこで今回は、メイク講師の経験を持つ筆者が、汚れたメイクブラシを使い続けることで招くデメリットと、簡単な洗い方やケア方法をご紹介します。
汚れたメイクブラシが招くデメリット2つ
洗わずに使い続けて汚れたメイクブラシを使い続けると、以下のようなデメリットを招きやすくなります。
(1)眉メイクがムラになりやすくなる
(2)眉ニキビの原因になることも
メイクブラシは使い続けることでメイクのパウダーやファンデーションの油分、皮脂、ホコリなどがこびりついてきます。そんなブラシを使い続けるとメイクがムラになりやすくなります。また、皮脂や油分が付着したブラシを使い続けると雑菌が繁殖しやすくなり、ニキビや肌荒れの原因になることも……。眉ブラシは1カ月に一度はお手入れをすることが大切です。
メイクブラシの簡単お手入れ方法
メイクブラシのお手入れと聞くと「面倒くさい」というイメージを持つ人も多いかと思います。そこで今回は、パパっと短時間でできる簡単なお手入れ方法をご紹介します。
【準備物】
・固形の洗顔せっけん
・タオル
メイクブラシ専用のクリーナーがあればそちらを使用して洗うのが理想ですが、ない場合は固形の洗顔せっけんでOK。ただし天然毛のメイクブラシや、毛足の長いメイクブラシの中には専用クリーナーの使用を推進しているものもあるので、該当するブラシをお使いの方は先に確認しておくとよいです。
【メイクブラシのお手入れ手順】
(1)ブラシと石けんを水で濡らし、ブラシで石鹸の表面をなでるように泡立てる
このときブラシの先が折れ曲がるほど力を入れるのはNG。せっけんの表面を優しくなでるように滑らせることが大切です。
(2)指でブラシを優しく揉み洗いし、ぬるぬる感がなくなるまで水洗いする
ブラシの先を無理に引っ張ったり、ゴシゴシ力を入れたりせず、優しく揉み洗いします。その後、よく水洗いします。このときせっけんがブラシに残っていると、その後メイクで使用するときに肌への刺激になることもあるので、しっかり洗い流すようにします。
(3)タオルで軽く挟み、水気を拭き取る
ブラシの毛先をつぶし過ぎないように、軽く挟んで水気をとります。
(4)タオルの上に置いて乾かす
乾いたときに毛先がバサバサに広がらないよう、必ず毛先を整えてから乾かします。毛先がタオルの淵から出るように置くと、乾きやすくなるのでおすすめです。日陰の風通しのよい場所で乾かすのが理想です。
これでお手入れ完了です。
日々のお手入れにはスプレータイプもおすすめ
ブラシクリーナーの中はスプレータイプのものもあり、短時間で手軽にケアできるのが魅力。毎日でなくとも、3日に一度くらいのペースでメイク後にパパッとブラシ表面の汚れを落とすことで、メイクブラシを清潔に保つことができます。
今回は『イプサ』のブラシクリーナーで使用方法をご紹介します(アイテムによっては使用方法が異なることもあるので、パッケージの使用方法を確認してください)。
(1)折りたたんだティッシュにブラシクリーナーを3~4プッシュ吹きかける
(2)ティッシュ表面でブラシをしごく
(3)クリーナーがついていない部分で毛先を整える
これで完了です。スプレータイプのクリーナーは速乾性に優れているものが多く、ブラシを乾かす時間や手間も不要。ただし、何カ月も使い続け、パウダーや汚れがこびりついたブラシのお掃除には向きません。スプレータイプのクリーナーを使用する場合、毎日~3日に一度くらいのペースでお手入れするのが理想です。
メイクブラシを清潔に保つために意識したいこと
定期的にメイクブラシを洗うことが重要ですが、日々メイクブラシを清潔に保つことも大切です。たとえば以下2つを意識してみてください。
(1)使ったら都度ティッシュで表面の汚れをとる
一度使用したらそのままメイクボックスやポーチに戻すのではなく、ティッシュの表面で毛先を軽くしごいてメイク汚れをとるのがおすすめ。メイク汚れがたまりにくくなります。
(2)メイクブラシは立てて保管する
メイクアイテムと一緒にポーチの中に収納すると、ブラシの先が潰れてしまったり、ブラシやメイクアイテムが擦れ合って汚れやすくなったりすることも。メイクブラシは容器に立てて保管するとよいです。
メイクブラシがきれいになるだけで、メイクののりがよくなります。年末の大掃除のタイミングで、ぜひメイクブラシもお手入れしてみてはいかがでしょうか。