「ふとんクリーナー」で一躍有名となったレイコップ・ジャパンが、2月23日に新製品「ふとんコンディショナー futocon(ふとコン)」を発表した。本製品はその名のとおり、布団のコンディションを調整して睡眠の質を向上させることを目的とした家電で、30~40代以上のビジネスパーソンがメインターゲットなのだという。
3月4日放送の人気テレビ番組『アメトーーク!』(テレビ朝日系)内で紹介されたこともあり、13万8240円(税込)と高額ながら大きな話題となっているが、ふとんコンディショナーとは一体どのような製品なのだろうか。今回はレイコップ・ジャパン マーケティング課の担当者に話を聞いた。
ふとん内の温度コントロールで入眠から起床まで快適に
最初にふとコンの機能や、使用方法について解説していただこう。
「ふとコンは空気清浄機のような本体とエアマットの2つのパーツで構成されており、布団やベッドに設置したエアマットと本体をつなぎ、空気を送り込むかたちで使用します。エアマットの中材である三層構造体『エアスペーサー』は、繊維を中心とした高機能製品の開発を行う東洋紡と共同開発したもので、体圧分散性や耐久性に優れているため、寝心地や寝返りのしやすさは抜群です。
そして、機能としては『睡眠ケアモード』と『寝具ケアモード』という2つのモードを搭載しております。一般的に人間は、寝床内が33℃プラスマイナス1のときに快眠することができるといわれていますが、人は一般的に体温が1℃下がることで眠りに入り、1℃上がることで目覚めるいわれています。そこで睡眠ケアモードでは寝床内の温度を、33℃プラスマイナス1をベースにしつつ、入眠時には体温と同じく寝床内の温度を下げて、睡眠中は常に33℃を保ち、起床時には体温と同じように温度を上げてコントロールしてくれるのです。こうすることで、入眠時は早く寝つけ、就寝中はぐっすり眠れ、起床時はすっきりとした目覚めをサポートするのです。
発売前にモニターとして70名の方にふとコンを体験していただいたのですが、以前と比べ、寝つきが早くなった、睡眠中に目覚める回数が減った、全体的に睡眠の質がよくなったなどのご感想を多数いただきました」
印象論や感覚で“快眠”を謳っているわけではなく、しっかりとした理論に裏付けられているということか。
「また、寝具ケアモードでは50℃以上の温風と弊社独自のホメスタイオンをマットレス全体に行き渡らせることによって除菌・除湿・脱臭・ダニ対策を行い、寝具を常に清潔に保つことができます。つまり寝具ケアモードで布団を清潔にして、睡眠ケアモードにより快適な睡眠にいざなう、ということがふとコンの性能になります」(同)
同社のふとんクリーナーは、繊維を壊さない吸引力といった独自技術でハウスダストを徹底除去し、清潔なふとん環境を提供する製品であった。つまり今回のふとんコンディショナーは、ふとんクリーナーに近い機能も持っており、そのうえで快眠に導くための機能も搭載しているということのようだ。