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ファミマ、今夏の“がっかりな”5品…「ファミチキ」や「達人監修つくね」喧伝が逆効果に

文・取材=「買うべき・買ってはいけない調査班」from A4studio
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ファミリーマートの店舗

 国内に1万6637店舗(エリア・フランチャイズ店含む)を展開するファミリーマート。2021年5月度の営業実績では、売上高が前年同月比107.9%と上昇傾向にあり、コロナ禍での落ち込みからは抜け出せそうな気配である。

 ファミマセブン-イレブン、ローソンと並ぶ“コンビニ御三家”の一角を担っているが、近年のコンビニ飯は非常に高クオリティであるとして評判だ。毎シーズン魅力的な新商品が発売され続けているのも、コンビニ御三家のライバル競争があってこそだろう。

 さて、基本的にファミマの食品も美味なものばかりだが、なかにはがっかりするような商品もある。そこで今回、「Business Journal 買うべき・買ってはいけない調査班」が、「この夏、買ってはいけないファミマ商品5選」をセレクトした。今後、ファミマを利用する際の参考にしていただけたら幸いである。

ファミチキ カラムーチョ味/220円(税込、以下同)

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 菓子メーカーとして有名な湖池屋が監修し、人気スナック菓子の「カラムーチョ」とファミマの看板商品「ファミチキ」がコラボした「ファミチキ カラムーチョ味」。

「カラムーチョ」も「ファミチキ」も長年人気を維持している大ヒット商品のため、そのコラボと聞いて期待は高まったが、実際に食べてみると肩透かしを食らう商品だった。

 表面にところどころあしらわれているポテトスティックは存在感が薄く、じゃがいもの香りなどはほとんど感じられなかった。ポテトスナックの食感を出すことが狙いのようだが、もともとの衣と一体化しており、ポテトスティックが散りばめられているメリットはとても薄い気がしてならない。

 また、確かに多少は「カラムーチョ」らしいピリ辛味はあるが、それが「カラムーチョ」特有の辛さなのかどうかも曖昧。「カラムーチョ」とコラボした「ファミチキ」というよりは、ただちょっと辛いだけの「ファミチキ」という印象だった。

 前述したように、ジャガイモの風味があまりないのが、「カラムーチョ」感をあまり感じられない要因だろう。決して不味いわけではないため、ちょい辛の「ファミチキ」を食べたいという方にはおすすめかもしれない。

冷たいダブル半熟玉子辛すぎラー油そば/598円

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 東京・虎ノ門に店を構えていた立ち食い蕎麦の名店「港屋」。そんな「港屋」の店主とファミマが共同開発して生まれたのが、この「冷たいダブル半熟玉子辛すぎラー油そば」だ。

 名店とのコラボということで、否応なしに味へのハードルが上がってしまうが、それが逆効果になっている気がしてならない。

 そば粉入りの中華麺を使用しているとのことだが、麺の色味の濃さに反して蕎麦の香りは薄い。また、確かに辛口ではあるのだが、正直“辛すぎ”と謳うほどではなく、激辛を期待して購入した辛いもの好きの猛者たちからは不評を買いそうだ。そして生のすりおろしニンニクが大量に入っているため、ビジネスパーソンの朝食やランチには適さないだろう。

 パッケージが期待を煽るだけに残念に思えてしまうが、細かいことは気にせずに、とにかく麺類をガッツリ食べたいという方にはアリかもしれない。

冷し鶏天おろしうどん/498円

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 鶏天が冷やしおろしうどんに添えられている「冷し鶏天おろしうどん」は、味も仕様もいまいちな印象。

 鶏天も冷やしのままでいただく前提なのだろうが、そのまま食べてみると、やはり肉のパサパサとした食感と衣のモサモサ感が気になってしまう。鶏天だけレンジで温めるのも手だろうが、その場合は別皿を用意して温めなくてはいけないので手間がかかる。

 また、大根おろしを単体で味見してみたところ、コンビニチルド商品なので仕方ないとはいえ、大根の風味はあまり感じられなかった。そしてメインである肝心のうどんは比較的ツルツル感が強いタイプで、つゆは甘味のあるスタンダードなタイプとなっており、率直に言って“可もなく不可もなく”という評価である。

 やはり気になるのは冷たい鶏天のクオリティで、鶏天を個別に温められる環境が整っていれば、買ってもいいかもしれない。

ツナと枝豆のレモンクリームパスタ/450円

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 この夏の新商品である「ツナと枝豆のレモンクリームパスタ」。暑い季節に食べやすいように爽やかなレモンの香りを足したとのことだ。

 しかし、クリームのまろやかな美味しさをレモンが打ち消してしまっており、残念に感じた。また、温かいレモンクリームというのは、爽やかさがあまり感じられるわけでもないので、レモンを採用した必要性が見当たらない味わいであった。

 だが、トッピングは枝豆、ツナ、セミドライトマト、カットレモンなどが添えられており、盛りだくさん。ツナと麺を一緒に口に入れるとレモンの風味が薄まるため、普通のクリームパスタとして美味しくいただけた。

 商品名と見た目としてはキャッチーで爽やかな印象なので、初見人気はありそうだ。気になる方はぜひ一度、ご自身で試食してもらいたい。

焼鳥達人の会監修つくね(タレ)/150円

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「焼鳥達人の会監修つくね(タレ)」は、焼鳥有名店の職人たちが監修した商品で、何度も試作を繰り返していたという。

 実際に食べてみると、食感はふわふわと軟骨のコリコリを同時に楽しめる。だが正直、タレは生姜の風味が強いだけで、旨味をあまり感じられないのだ。また、これは販売環境から仕方ないのかもしれないが、肉質が少々パサついて感じられたことも気になる点であった。

 美味しくないわけではないので、コンビニの焼鳥コーナーのつくね串としては及第点ではあるだろう。しかし、焼鳥のプロが何人も監修し、構想に3年もかかっているという触れ込みから考えると、がっかり感は否めず、名前負けしてしまっているように感じた。あまり期待しすぎずに購入すれば悪い商品ではないので、気になる方は食べてみてはどうだろうか。

 今回紹介した商品たちは不味いわけではなく、“普通に美味しい”と思えるものもあったが、期待感を煽るパッケージや商品名により、実際の味とのギャップにがっかりしてしまうといったケースが散見された。パッケージや商品名に惹かれて購入することが多い方は、気を付けたほうがいいかもしれない。
(文・取材=「買うべき・買ってはいけない調査班」from A4studio)

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A4studio

エーヨンスタジオ/WEB媒体(ニュースサイト)、雑誌媒体(週刊誌)を中心に、時事系、サブカル系、ビジネス系などのトピックの企画・編集・執筆を行う編集プロダクション。
株式会社A4studio

Twitter:@a4studio_tokyo

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