ビジネスジャーナル > ライフニュース > コストコ「サーモンフィレ」絶品料理
NEW

生臭い?コストコ、一部で不評「刺身用サーモンフィレ」絶品料理にアレンジ術3選

文=加藤棗/A4studio
コストコ「刺身用生アトランティックサーモンフィレ」
コストコ「刺身用生アトランティックサーモンフィレ」

 1983年、創業者のジェームス・シネガルとジェフリー・ブラットマンが、ワシントン州シアトルに開店した倉庫型スーパーマーケット「コストコ・ホールセール」。コストコは会員制倉庫型店で、2022年8月8日現在、全世界の会員数は約1億1890万人にも上る。

 アメリカ発祥のコストコは、商品の取り扱いが幅広いことで知名度を上げ、大容量でコスパの良い商品やコストコにしかないオリジナル商品といったものが、絶大な人気を集めている。

 そんなコストコに並ぶ食品は圧倒的なボリュームでコスパの良いものが多く、日持ちする食品から生鮮食品までさまざま。なかでも、「刺身用生アトランティックサーモンフィレ」(税込4269円)は、その規格外のサイズ感で衝撃を受け、購入する人も多いそう。

 しかし、一部の購入者からは「生臭さが残っていてだめだった」「味が微妙だった」という不満の声も。そこで今回は、コストコのサーモンをアレンジレシピで調理し、美味しい料理にできるのか、忖度なしでレビューしていきたい。

「サーモンのフライ」:サクサクの衣とふっくら食感で美味

 まず、サーモン本来の味を確かめるため、一口サイズに切って刺身として食べてみることに。生鮮食品の場合、購入した商品のコンディションによって美味しさが変わるものだが、確かにほんのりと生臭さが残っていて、水っぽさが若干感じられたため、食べる人によっては美味しくないと感じるだろう。

生臭い?コストコ、一部で不評「刺身用サーモンフィレ」絶品料理にアレンジ術3選の画像2
パックから出して切った状態のサーモン

 サーモン本来の味がわかったところで、さっそくアレンジレシピを用いて調理してみよう。

 最初に作るのは、「サーモンのフライ」(1~2人前)だ。サクサクの衣で柔らかなサーモンを包むサーモンフライは冷めても美味しく、お弁当の主役にもなるため、日常の食事に取り入れやすいアレンジ方法といえるだろう。

 今回参考にしたのは、情報サイト「amy happy days」の「コストコサーモンフィレの値段は高くない!完食レシピ7選と切り方・冷凍保存のコツ【2021年版】」という記事に掲載されていたレシピ。用意する材料は以下のとおり。

・サーモン(4切れ)
・薄力粉(大さじ1)
・卵(1/2玉)
・パン粉(1/2カップ)
・揚げ油(適量)

生臭い?コストコ、一部で不評「刺身用サーモンフィレ」絶品料理にアレンジ術3選の画像3
サーモンのフライの材料

 作り方は、まず切ったサーモンの背身に塩コショウを振り、キッチンペーパーでサーモンの水分をふき取る。次に薄力粉、卵、パン粉の順番で衣を付け、170℃の油で揚げる。このとき、余熱でも火が通るため早めに油から上げても大丈夫だが、お弁当用にするときはしっかり火を通したほうがいいのでご注意を。衣に色が付き始めたらキッチンペーパーに取り、最後に油を切れば完成だ。

生臭い?コストコ、一部で不評「刺身用サーモンフィレ」絶品料理にアレンジ術3選の画像4
サーモンのフライ完成

 塩を振りかけて食べてみると、ふっくらとサーモンの身が柔らかく、衣のサクサクとした食感と混ざり合い、非常に美味しいフライとなっていた。フライにしたことによってサーモンの生臭さもなくなったため、塩だけというシンプルな味付けながら、生食が苦手な人でも美味しく食べられそうだ。

 もちろんウスターソースやタルタルソースなどをかけても美味のため、味チェンしながら舌鼓を打つのもいいだろう。コストコの「刺身用生アトランティックサーモンフィレ」は大容量のため、お好みの大きさにカットして揚げることができるわけだが、大きめにカットしてフライにすれば、本品のポテンシャルの高さを実感できるのではないだろうか。

 サーモンフライの定番料理のため、想像どおりの味ではある。だが、生臭さを軽減してくれて安定して美味しく仕上がる、間違いないレシピといえそうだ。

「サーモンのムニエル」:バターとレモンの風味が絶品すぎる

 次に作るのは、ご飯やパンと相性の良い「サーモンのムニエル」(2人分)。こちらも同じく「amy happy days」の記事を参考にさせてもらった。用意する材料は以下のとおり。

<ムニエル用>

・サーモン(2枚)
・塩コショウ(少々)
・薄力粉(大さじ2)
・オリーブオイル(大さじ1)
・バター(15g)

<ソース用>
・バター(15g)
・醤油(小さじ2)
・レモン汁(小さじ2)

生臭い?コストコ、一部で不評「刺身用サーモンフィレ」絶品料理にアレンジ術3選の画像5
サーモンのムニエルの材料

 作り方は、まずサーモンに塩コショウで下味をつけ、5分置く。その後、キッチンペーパーで水分を取ったら「薄力粉(大さじ2)」をまぶしておく。次に、サーモンと「オリーブオイル(大さじ1)」をフライパンに入れ、温まったら弱火~中火で片面を2分焼く。焼けたらもう片面にひっくり返して「バター(15g)」を加え、弱火で泡立つ状態を保ちながら2~3分焼く。最後にサーモンを取り出し、同じフライパンにソースの材料を足して煮詰めれば完成だ。ソースには、角切りトマトも加えるとさっぱりとしたソースを作ることができるので、お好みで入れてみてほしい。

生臭い?コストコ、一部で不評「刺身用サーモンフィレ」絶品料理にアレンジ術3選の画像6
サーモンのムニエル完成

 出来上がったムニエルはバター醤油の風味が香ばしく、さらに食欲を掻き立てる印象だ。食べてみると、フライと同様サーモンの身がふんわりと柔らかく、ソースのレモン風味がすっきりとした味わいとなっていて絶品。

 ムニエルにしたサーモンは旨みがギュッと染み込んでおり、その味の濃さからご飯のおかずとしてぴったりな一品と言えるだろう。素材の味を引き出しながら、調理によって深みのある一皿にアップグレードできるレシピだった。

 フランスの調理方法であるムニエルは、食べたことがある人は多いだろうが、自宅で作ったことがあるという人は少ないのではないだろうか。実はさほど調理工程は複雑ではなく手軽に作れるうえ、食卓がフレンチ風に華やぐので一度試す価値はありだ。

「サーモンポキ」:サーモンとアボカド、相性抜群のハワイ味

 最後に作るのは、「サーモンポキ」。ポキとは、ブツ切りにした魚介類に醤油、ごま油などを和えたハワイ料理のこと。今回は情報サイト「aumo」の「コストコのサーモンは刺身だけではもったいない!アレンジレシピを紹介」という記事に掲載されたレシピを参考にさせてもらった。用意する材料は以下のとおり。

刺身用生アトランティックサーモンフィレ(適量)
・アボカド(適量)
・醤油(大さじ2)
・ごま油(大さじ2)

生臭い?コストコ、一部で不評「刺身用サーモンフィレ」絶品料理にアレンジ術3選の画像7
サーモンポキの材料

 作り方は超簡単。まずはサーモンをブツ切りにする。その後、材料を全て混ぜ合わせるだけ。これで本格的なサーモンポキが完成。お好みで卵やごまを加えると、味の変化も楽しめるとのことだ。

生臭い?コストコ、一部で不評「刺身用サーモンフィレ」絶品料理にアレンジ術3選の画像8

 食べてみると、サーモンとアボカドの相性が抜群で、サーモンに程良く乗った脂とアボカドの柔らかい食感が非常にマッチしていた。ごま油を加えたことでサーモンの生臭さが取り除かれ、ご飯と合わせて食べることでさらに食べやすくなったように思える。ハワイ料理といえど調味料は醤油にごま油と“和”のテイストなので、良い意味で馴染みのある味わいだ。

 ちょっとおしゃれなディナーの一品としてもいいし、お酒のおつまみとしても重宝するだろう。いずれにしても、シンプルな工程でハワイの雰囲気を味わえるので、「サーモンフィレ」のようにサーモンが大量にあるときに、ぜひ思い出していただきたいレシピである。

 このように、初見だと衝撃を受けるコストコの「サーモンフィレ」は、さまざまなアレンジ方法で楽しむことができる。他にも、魚の生食が苦手な方でも美味しく食べられるレシピがネットにはたくさんあるので、試してみてはいかがだろうか。

(文=加藤棗/A4studio)

A4studio

A4studio

エーヨンスタジオ/WEB媒体(ニュースサイト)、雑誌媒体(週刊誌)を中心に、時事系、サブカル系、ビジネス系などのトピックの企画・編集・執筆を行う編集プロダクション。
株式会社A4studio

Twitter:@a4studio_tokyo

生臭い?コストコ、一部で不評「刺身用サーモンフィレ」絶品料理にアレンジ術3選のページです。ビジネスジャーナルは、ライフ、, , の最新ニュースをビジネスパーソン向けにいち早くお届けします。ビジネスの本音に迫るならビジネスジャーナルへ!