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ファストフード店も顔負けのクオリティ!進化するコンビニ各社のハンバーガー5選

文=清談社
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コンビニ各社のハンバーガー

 老若男女から愛されるファストフードの代表格「ハンバーガー」。ここ数年、コンビニ各社も開発に力を入れており、専門店にも見劣りしない本格志向の商品が増えている。

 コンビニバーガーはそれなりの歴史があるものの、「見かけたことはあるけど、食べたことはない」という人も多いだろう。そこで、手軽に食べられて胃袋も満たしてくれる、おすすめのコンビニバーガーを5つピックアップ。味やボリューム、食べやすさに着目して比較・検証してみた(価格は税込み)。

セブン-イレブン たっぷりチーズのチーズバーガー/289円

 今回紹介する中では最も値段が高く、ボリュームも優れているのがセブン-イレブンの「たっぷりチーズのチーズバーガー」だ。袋のまま500ワットの電子レンジで1分ほど温めてから封を開けると、濃厚なチーズの香りが漂い、食欲を刺激してくれる。

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 バンズをはみ出すほど大ぶりにカットされたチーズは温めることでやわらかくなり、弾力のあるパティと口の中でからみ合う。一般的なハンバーガーよりもケチャップの存在感は控えめで、代わりにマイルドなチーズソースがたっぷり使われており、チーズの旨味をとことん堪能することができる。

 バンズは厚みがあるが、生地自体が香ばしいので食感は軽い仕上がり。チーズの主張が強くボリューム満点のため、お好みでタバスコを加えるなど、味に変化をつけてみるのもアリだ。

 包装紙は大きめになっており、そのまま外で食べても手が汚れにくいのもうれしいポイント。コンビニで手軽に本格的なチーズバーガーを、というコンセプトを十分に満たしている。

セブン-イレブン 3種チーズソース ソーセージエッグマフィン/235円

 業界トップに君臨するセブンは、女性客の比率が高まっていることを受けて、ボリューム控えめで食べ切りやすい商品をラインナップする傾向を強めている。

 こちらの「3種チーズソース ソーセージエッグマフィン」はコンパクトな大きさで、女性でもワンハンドで手軽に食べることが可能。モッツァレラ、ゴーダ、パルメザンの3種のチーズがふんだんに使われているが、ホワイトソースを基調にまとめられており、しつこくない味わいも女性の支持を得ているポイントだ。

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 バンズに用いられているイングリッシュマフィンはカリッとした口あたりだが、噛めば噛むほどモチモチした食感に。生地にほのかな甘みがあり、チーズの塩気をうまく中和している。このあたりのバランスの良さも、食べやすさにつながっているのかもしれない。

 コンパクトさや食べやすさばかり強調したが、ソーセージパティとエッグにはしっかりとした厚みがあり、食べ応えも十分。朝食やランチの主役としての役割をしっかり果たしてくれるだろう。

ミニストップ タルタルフィッシュバーガー/280円

 売り上げ業界4位のミニストップといえば、フローズンフルーツを使用したフィリピン風かき氷「ハロハロ」などオリジナリティのあるスイーツで有名だが、コンビニバーガーにおいても、他では味わえない独自テイストの商品を取り揃えている。

 こちらの「タルタルフィッシュバーガー」は目の粗いパン粉で揚げられているため、某有名ファストフードチェーンのフィッシュバーガーと比べても、衣がサクサクしている。さらに、チーズが豊富に使われており、酸味が強調されたタルタルソースとからまって、クリーミーかつパンチのある味つけだ。

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 ふかふかのバンズはかなりの厚みだが、タルタルソースの量は控えめなので、口を大きく開けて豪快にかぶりついても口まわりや手にソースがつかず、食べやすさも上々。ボリュームも十分にあるため、お腹をしっかり満たしてくれる。

 店内キッチンを備えた店舗を増やすなど、飲食店寄りの体制づくりを推し進めているミニストップ。イートインスペースを設けているところも多いので、ハンバーガーと一緒にドリンクやホットスナックを購入して、ファストフード店のように利用してみるのもおすすめだ。

ローソン はみでるバーガーメンチカツ ソース&マヨネーズ/145円

 新型コロナウイルスの影響でコンビニ各社の売り上げは軒並み減少傾向にあるが、特にローソンの落ち込みは激しく、2020年上半期の売り上げ実績は前年度比54.6%減を記録。業績改善に向けて巻き返しを計るため、販促に力を入れている商品のひとつがバーガーだ。

 大ぶりなメンチカツとたっぷりのマヨネーズがサンドされた「はみでるバーガーメンチカツ ソース&マヨネーズ」は常温保存のため、電子レンジで温めなくてもおいしく食べることが可能。とはいえ、温めることで肉汁がパン生地に染みて旨味がさらに増すので、500ワットで1分ほど加温するといいだろう。

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 メンチカツやマヨネーズなど味が濃いめの具材が揚げパンでサンドされているため、油っこいように思えるが、食べてみると口の中でベトつくことなく、メリハリがきいた飽きのこない味わい。今回紹介する中では最も安価だが、ボリュームは十分で、コストパフォーマンスは極めて高い。

 そのぶん、カロリーは1食で579kcalとやや高め。病みつきになる味わいだが、栄養のバランスを考えて食べていただきたい。

ファミリーマート ファミチキバーガー バンズ/88円 ファミチキ/180円

 ファミリーマートが今年1月に発表した「ファミチキバーガー」。同社の看板商品である「ファミチキ」と生地にタルタルソースが塗られた「ファミチキバンズ」を別個で購入し、自らサンドして食べるセルフスタイルのバーガーだ。

 両商品を購入すると包装紙とタルタルソース単品が無料でもらえるため、手を汚さずに食べることができ、ソースの補充も可能。食べる前はこってりとしたテイストを想像したが、ふかふかのバンズがファミチキの肉汁を吸収し、意外にサッパリとした味わいとなっている。

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 レタスやピクルスを挟んでヘルシーに仕上げたり、ポテトチップスをまぶしてジャンク度を増してみたりと、多様なアレンジができるのもうれしいポイント。よりボリュームが欲しい人はファミチキを2つサンドし、スライスチーズをトッピングしてつくる「ダブルファミチキチーズバーガー」がおすすめだ。

 ファミチキには唐辛子のきいた「スパイシーチキン」や、コチュジャンがあしらわれた「チーズタッカルビ味」などさまざまな種類があり、それぞれパンに挟むことで、単品で食べるのとは違った味わいを楽しむことができる。

 チェーンごとに個性が異なるコンビニバーガー。各社が力を入れているだけあり、品質はどんどん改良されているので、しばらく食べていない人はその「進化」に驚くはずだ。一度手に取って、その高いクオリティに触れてみてはいかがだろうか。

(文=清談社)

清談社

清談社

せいだんしゃ/紙媒体、WEBメディアの企画、編集、原稿執筆などを手がける編集プロダクション。特徴はオフィスに猫が4匹いること。
株式会社清談社

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