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中国の「会話が楽しめる」ロボットに熱視線…深刻な「男性余剰」で高い需要

文=清談社
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 中国のメーカーの金三道具は、2017年にAI搭載のラブドール「WMドール」を発表した。これは、従来のラブドールにAIを搭載したことにより、会話も楽しめるようになったというのが売り。まぶた、頬、口角などが電動で動き、表情も変化するので、よりリアルな双方向のコミュニケーションができるという。ただ、動画サイトで確認する限りでは人工音声が自然とはいえず、まだまだ改善の余地はありそうだ。

 大連のドールメーカー・EXDOLL社もAIラブドールを手がけており、中国ロボット協会副会長の李博陽博士が開発の指揮を執っている。「自然に笑ってしゃべるロボットで世界を変える」のが目標という同社だが、中国ではこうしたハイテク性産業が続々と生まれ、開発競争が激しさを増しているようだ。

 その背景には、中国は一人っ子政策の弊害により男性の数が多く、一生結婚できない男性が3000万人に及ぶと試算されているという事情がある。そのため、こうしたロボットの需要が高いのだ。

 そして、欲求不満を抱えた男性のストレスが政治に向くことを恐れているのか、意外にも中国政府がこうした産業を奨励しているともいわれている。官民一致で開発に邁進しているとなると、次世代のハイテクエロデバイスは中国から生まれる可能性が高いかもしれない。

(文=清談社)

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