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一方でトラフィックの面に関しては、ソフトバンク以外の2社もトラフィック対処は定常的に進めており、特にiPhone 7/7 Plusの発売に合わせては、いくつかの施策を打ち出していた。
NTTドコモはすでに導入している、3つの異なる電波を束ねて高速化するキャリアアグリゲーションの対応エリア拡大や、新たにiPhoneが対応した1.5GHz帯を積極活用。auは3Gにも活用している2GHz帯をLTEのみに割り当てるエリアを拡大し、帯域幅を広げて通信容量を増やす取り組みを進めている。そうした一連の施策によって、トラフィックの増加はある程度カバーできると判断したといえそうだ。
少ない料金追加で通信容量が4倍になるというのは、ユーザーにとっては非常に手軽でメリットの大きい施策に映るだろう。しかしながらその裏側を担うキャリアにとっては業績やインフラに与える影響が大きく、非常に神経を使う施策でもあり、決して容易なものではないということだけは覚えておきたい。
(文=佐野正弘/ITライター)
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