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中高年も若者もみんなAbemaTVを見ている…誰も思いつかなかった手法でテレビを超越

構成=編集部
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AbemaTV、「毎日視聴」でテレビ超えを狙う

――今、個人でもコンテンツをつくってインターネットで配信できる時代になり、「コンテンツ過剰」な状況ですよね。その中で、「選ぶことを面倒くさいと思うユーザー」と「リニア配信というスタイル」がマッチしたかたちですね。

小池 そうですね。ただ、だからといって、ユーザーのコンテンツに対する評価が甘いかといえば、そうではありません。「自分で選ぶよりも『AbemaTV』を見るほうが、いい出会いがある」となれば、信頼につながっていくと思います。

――前回、「スマホでの視聴が8割」とありましたが、動画は通信量が大きいため、Wi-Fiを使わないと通信量の制限が気になるところです。そこは、どう考えていますか?

小池 初期は、それがリスクだと考えていました。しかし、画質を落とせばサービスのクオリティも落ちてしまうため、それはしませんでした。通信量の負荷がネックになるユーザーもいるかなと思ったのですが、今のところそれほど大きな影響はないですね。なお、Wi-Fi経由の利用が約7割で、それ以外(LTEなど)が3割程度ですね。

――案外、Wi-Fi以外の利用も多いのですね。確かに「月20GB」などキャリア各社も大容量プランを用意しています。

小池 はい。世の中の動きも追い風になっています。ただ、それらがすべて整うタイミングまで待つと遅くなってしまうため、早いタイミングで仕掛けたというのが現状です。今は、ユーザーが高画質と低画質から選べるようになっています。

――現在の「AbemaTV」の課題は、どこにあると思いますか?

小池 ユーザー数は当初の計画以上に増えていますが、欲をいえば、もっと毎日見てほしいですね。現状、週に何日かは視聴するというユーザーが大半ですが、テレビの場合は帰宅して「はー、疲れた」と電源を入れる習慣がついています。「AbemaTV」も、そのくらいまでいきたいですね。そのためには、ヒットコンテンツの制作や視聴の習慣化のための編成のスキルアップが課題です。

――ありがとうございました。
(構成=編集部)

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