5月8日に発売予定の人気ホラー・ファーストパーソン・シューティング(FPS)ゲーム『バイオハザード ヴィレッジ』(PS4、PS5、XBOX用ゲームソフト、カプコン)について、カプコンが4月30日に公開した“攻め過ぎたPV”がネット上で話題になっている。
PVの題名は『バイオ村であそぼ♪』(下記動画参照)。ゲームに登場するヴィラン(悪役)による人形劇となっている。
どの人形も可愛らしい仕上がりで、一見するとかつてNHK Eテレで放送されていた某人形劇を彷彿とさせる。人形劇に登場するのは吸血鬼のドミトおねぇさん、ヌメヌメ男のモローくん、機械大好きハイゼンさん、心霊人形アンジーさんの4人。第1話では、ドミトおねぇさんの呼びかけで、4人は「あかいえのぐ」を使い「おうたをうたいながらおえかき」をすることになるのだが、「あかいえのぐ」はバケツに2つ分しかなく足りない。困っていた4人だったが、ほんのはずみで大量の「あかいえのぐ」が画面いっぱいに噴き出す事態になり――。
PVの内容にTwitter上では次のような反応が続々と寄せられている。
「どこからつっこめばいいのか分からないけど、とにかくクレイジーで最高」(原文ママ、以下同)
「公式が病気(褒めてます)」
「シュール過ぎるwww」
「かわいいけど怖い」
カプコン「怖すぎて購入できないとの声を受け人形劇にした」
「バイオハザード」シリーズといえば、これまでもグロテスクな描写や「突然、ゾンビやモンスターに襲われる」といった“怖すぎる”ゲーム内演出が物議を醸してきた。カプコンが30日発表したプレスリリース『人形劇×「バイオハザード ヴィレッジ」!? 「バイオ村であそぼ♪」第1話公開!』には、次のように今回動画の制作趣旨が説明されていた。
「皆さまから『バイオは怖すぎる』との声を受け、『バイオハザード ヴィレッジ』の世界観を“家族”で楽しめるハズ?のゆる~い人形劇でお届け!さらに、ゲーム内キャラクターと同じ日本語ボイス声優を起用。“四貴族”が歌う、どこかで聞いたことがあるようなオープニングテーマも必聴です」
では、人形劇としての完成度はどうなのか。Eテレで人形劇番組の制作に携わったことのある元職員に動画を見せ、感想を聞いてみた
「……(しばしの間、絶句)。い、いや面白いと思いますし、人形劇の完成度は高いと思いますよ。このデザインの人形で、ここまで狂気を表現できるというのは正直、すごいなと思います。うちも最近、山里亮太とYOUがモグラの人形にふんして、アンダーグランドな業界の人たちに直撃インタビューする『ねほりんぱほりん』を放送していましたしね。ただ、どちらの人形劇も『家族で見るにはちょっと』という内容であることは確かかもしれません」
(文=編集部)