活況の恋活アプリのなかで「完全審査制なので安心・安全」をうたうのが、「イヴイヴ」だ。入会するためには運営スタッフと既存ユーザーによるダブルチェックが行われ、身分証明書の提示も求められる。また、アプリ内では実名は表示されず、写真を見て相手を選ぶことができる。
出会いや恋愛のきっかけを恋活アプリに求める人が増えてきたが、さまざまな不安要素から二の足を踏む人も多いだろう。そこで、「イヴイヴ」の安全性やマッチングの秘訣について、運営会社であるマーケットドライブの広報担当・大迫恵南氏に聞いた。
「イヴイヴ」は本当に安心安全に利用できるのか
――男性ユーザーがマッチングを成立させるための秘訣はありますか?
大迫恵南氏(以下、大迫) 入社してから私も「イヴイヴ」を使っていますが、顔写真はポイントのひとつです。向きは正面ではなく、やや上から撮影するといいでしょう。デーティング市場は成長産業なので、今はアプリ用に撮影してくれるカメラマンもおり、だいたい5000円から利用できます。
プロフィールはあまりに簡単だと、女性は自分との共通点を見つけにくいためメッセージを送りづらいです。働いている場所や趣味、生活環境、女性の理想像などを細かく書いていただければ、女性も共感する部分などを見つけやすく、メッセージを送りやすくなります。
たとえば「サッカー観戦が好き」と書けば、同じくサッカーが好きな女性は「この人と一緒に行ってみたい」という気になりますよね。また、私は猫を飼っているので、写真に猫が一緒に映っていると気になります。特に写真とプロフィールはポイントなので、力を入れてください。同じ趣味を持つ女性は必ずいます。
――安心安全に使えるように、「イヴイヴ」ではどのような取り組みがされていますか。
大迫 「イヴイヴ」の最大の特徴は、入会時の厳格な審査と本人確認です。入会者の顔写真と自己紹介を見て、既存のユーザーが「賛成」と「反対」のどちらかを表明します。そして、既存ユーザーの「賛成」が過半数になった方のみが入会できます。
また、弊社の運営スタッフによる審査もあり、業者や勧誘目的のユーザーの流入を防ぐために一人ひとりのプロフィールをチェックしています。入会者は顔写真付きの身分証を提示する必要があり、弊社側でプロフィール写真と比較して身元の認証を行っています。
既存のユーザーに対しても毎日24時間体制でパトロールを行っており、不審な動きをするユーザーには警告を行い、退会させることもあります。
――男性からすると、サクラや勧誘などの不安もあります。「実際に会ってみたらマルチ商法の勧誘で困った」というケースもあるようです。
大迫 ここまで厳格に審査を行う恋活アプリのなかでは「イヴイヴ」が最大手ですが、やはり恋活アプリの中には「有料会員を増やしたいがためにサクラなどを活用するところもあるのかな」という印象です。実際、ユーザーから「以前は別の恋活アプリを利用していましたが、サクラが多かったです。イヴイヴはどうなんでしょうか」という質問もあります。
マルチ勧誘に関しては、確かに他社のサービスではあるようですが、「イヴイヴ」では徹底的に排除しています。ユーザーによる通報制度があり、複数の通報があれば退会させることもあります。
以前、出会い系のアプリをすべてダウンロードして試したことがあります。全部で100以上あり、有名なのは10くらい。残りの90くらいは入会が簡単なシステムなので、「会ってみたらマルチでした」というケースも見受けられるようです。これについては、厳格な審査や24時間体制のパトロールなど運営側の努力で防ぐしかありません。