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ドライブレコーダーで命拾い、事故処理で有利/不利を左右…失敗しない製品選びの極意

文=A4studio

 最後に、ドライブレコーダーを使いこなすために配慮するべき点や、周辺機器に関するアドバイスを聞いた。

「小さなモニターとセットになっており、運転中でも録画風景をチェックできるドライブレコーダーもありますが、私個人としては、モニターを運転席側につけるべきではないと考えています。運転中はモニターよりも、前方に意識を向けていないと危険ですからね。

 とはいえ、ちゃんと録画できているか、カメラの設置角度は問題ないかを確認するうえでは、モニターも役に立ちます。助手席側につけるのも一手なのですが、運転席側に設置したいのであれば、エンジン起動時に画面が一旦ついて、一定時間が経つと自動的に消えてくれるモードを持った製品をおすすめしたいところです。

 それと、ドライブレコーダーの電源を取る方法ですが、シガーソケットからですと簡単に配線できる反面、何かの拍子でプラグが抜けてしまうことが多々あります。工賃がかかったとしても、バッテリーから直接ACC電源を取るようにしたほうが、より外れにくくできるでしょう。

 そしてクセモノなのが、動画の記録メディアとなるmicroSDカード。ドライブレコーダーでは、データの書き込みと消去の頻度が通常のカメラ以上に高いため、カードの耐久性が大切になってきます。安売りされているカードの5~6倍の値段はしますが、できれば一部メーカーが開発している、ドライブレコーダー専用のカードを使うのが賢明です。

 カードの容量については、結局はアクシデントの瞬間だけ撮れていればいいため、極端なことをいえば8GB程度でもいいかもしれません。事故などで車にショックが与えられると、そのシーンのデータは自動で別フォルダーに記録され、上書きされなくなりますからね。旅の思い出映像を残すために、64GBや128GBといった大容量のカードを使いたがる人もいますが、それも自分でボタンを操作して、必要な場面だけ別フォルダーに記録すれば済む話。繰り返しになりますが、カード選びで重視するべきは耐久性なのです」(同)

 最後に会田氏は「ドライブレコーダーを車に装着するだけで安心かと思ったら、それは大間違い」だと強調する。自分自身が安全運転に努めるのは言うまでもなく、日常の整備点検と同様、ドライブレコーダーがきちんと動作していることを確認する点は欠かせない。万一トラブルに巻き込まれてしまったとき、確実に証拠の映像を押さえておくためには、使用者自身によるフォローアップが欠かせないようだ。
(文=A4studio)

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