X(旧Twitter)で「センシティブな内容が含まれている可能性のあるポスト」と表示され、内容が閲覧できなかったことはありませんか?
「センシティブな内容が含まれている可能性のあるポストです」と書かれていても、実際にはセンシティブな内容でないこともあります。この場合、設定に問題がある可能性があります。
この記事ではAndroidの公式Xアプリ、ブラウザ、iPhoneの公式Xアプリの3通りでセンシティブの解除方法を解説。すべて最新版の「X」で、センシティブな内容の警告の表示例及び対処法を撮り下ろした上でご紹介します。
X(旧Twitter)における「センシティブな内容」とは何か?
X(旧Twitter)では刺激の強いメディアや過激なメディアを「センシティブ」として、投稿を制限しています。
従来のTwitterとX.comでは「不適切な投稿」への対応はどう変わったの?
2022年4月にイーロン・マスク氏が買収後、X(旧Twitter)で従業員が大量に解雇されたと話題になりました。その影響は「不適切な投稿」にも波及していると囁かれています。
マスク氏が反発しているとはいえ、CCDHの調査及びコンテンツモデレーションチームの解雇を踏まえると「センシティブな内容が表示されやすくなっている」可能性はあるでしょう。表示方法及び非表示にする方法を改めてチェックしておくのは、いまの時期だからこそおすすめです。
「センシティブな内容」を解除するとどのような画像が表示されるの?
「センシティブな内容」を解除すると、刺激の強いコンテンツなどX(旧Twitter)上で見られる画像や動画の種類はかなり広がります。しかし、先述した通り「センシティブな内容」として投稿されているからといって、必ずしも刺激の強いメディアが投稿されているわけではありません。
X(旧Twitter)で「センシティブ」を解除して見る設定方法とは?
X(旧Twitter)で「センシティブ」を解除する方法はAndroid版公式アプリとブラウザ版からのみ行えます。
iPhoneの場合、公式アプリからは解除できないため、ブラウザ経由で行う必要があります。
Androidスマホでの「センシティブ」を解除して見る設定方法
Android版公式アプリでセンシティブを解除して見る方法は複数あります。それぞれ画像付きでご紹介します。
ポスト(ツイート)の警告メッセージから「表示する」を選択して見る方法
ポスト(ツイート)内の警告メッセージから「センシティブなポスト(ツイート)」を閲覧する方法は以下の通りです。
「センシティブな画像/動画を表示」を選択した場合、以下で説明する「センシティブな内容を含む可能性のある画像/動画を表示する」という設定自体が変更となります。「表示する」の場合は一時的な表示で、設定そのものは変わりません。
X(旧Twitter)アプリの設定を変更して見る方法
アプリから「センシティブな内容を含む可能性のある画像/動画を表示する」設定を変更する方法は以下の通りです。
PCブラウザでの「センシティブ」を解除して見る設定方法
PCブラウザから「センシティブな内容を含む可能性のある画像/動画を表示する」の設定を変更する手順は、基本的にAndroidスマホの公式X(旧Twitter)アプリの手順と同じです。
ホーム画面から「もっと見る」→「設定とサポート」→「設定とプライバシー」に進みます。
ポスト(ツイート)の警告メッセージから「表示する」を選択して見る方法
警告メッセージから「センシティブなポスト(ツイート)」を閲覧する方法は、Androidスマホでの手順と変わりありません。
「センシティブな内容が含まれている可能性があるポストです」という表示から設定変更の画面へ遷移したとき、なぜかブラウザ版X(旧Twitter)が英語表示になってしまうこともあります。筆者が執筆時に検証した限りでは、特にiPhoneから設定を行うときに英語表示に切り替わるケースが確認されました。
その場合、以下の二通りの対処法があります。
・英語表示のまま設定を行う方法
・日本語表示に切り替えて設定を行う方法
英語表示のまま設定を行う方法
英語表記のまま設定を行う手順は以下の通りです。なお、今回はiPhoneのブラウザ版X(旧Twitter)を利用しています。
日本語表示に切り替えて設定を行う方法
日本語表示に戻してから設定を行う方法は以下の通りです。
まず左上のプロフィール画像をタップし、「Settings and Support」→「Settings and privacy」に進みます。
極めて「センシティブな画像」が表示されてしまったときは通報できるの?
Xのセンシティブなメディアに関するポリシーに反している有害なメディアである「センシティブな画像」が表示されてしまった場合、以下の手順に従って報告できます。
X(旧Twitter)の「センシティブ」を解除/表示できないときの対処法
X(旧Twitter)で「センシティブな内容」を含む投稿を見ようとしたものの、「このメディアにはセンシティブな内容が含まれている可能性があります」という警告メッセージが表示されて見られないことがあります。この場合の対処法をご紹介します。
【iPhone】「センシティブな内容」を解除しようとしている
詳しくは後述しますが、iPhone版の公式X(旧Twitter)からは「センシティブな内容を含む可能性のある画像/動画を表示する」設定を解除できません。ブラウザでX(旧Twitter)アカウントにログインし、後で紹介する方法で「センシティブな内容」を含むメディアの表示設定を行いましょう。
【iPhone】「コンテンツとプライバシーの制限」をオフにする
iPhoneで「コンテンツとプライバシーの制限」が有効になっている場合、「センシティブな内容」の設定を解除できない可能性があります。「スクリーンタイム」は以下の方法でオフにできます。
まず、iPhoneの設定アプリを開きます。
X(旧Twitter)のアカウントに18歳未満の生年月日を登録していないかチェック
X(旧Twitter)のヘルプセンターには、「特定のセンシティブなメディアを、18歳未満の閲覧者や、プロフィールに生年月日を登録していない閲覧者に対しては表示しないようにします」と記載されています。
つまり、古いアカウントなどで生年月日を登録していない場合や、年齢が18歳未満になっている場合はセンシティブなメディアが強制的に非表示になっている可能性があります。自身の生年月日の設定を確認してみましょう。
X(旧Twitter)のアプリをアップデートして最新版に更新する
設定を変更してもアプリのバージョンが古いとうまく設定が反映されていない場合があります。最新のバージョンになっているか確認しましょう。
その他
アプリやX(旧Twitter)側ではなく、端末自体に不具合が発生し、うまく設定が反映されていないこともあります。OSのアップデートや本体の再起動を行いましょう。また、Xに通信障害が起きていないか確認しましょう。
X(旧Twitter)で「センシティブな内容」を非表示にしたいときはどうすればいい?
センシティブな内容のメディアを完全に除外したい場合、センシティブな内容を非表示にする設定を行いましょう。
設定方法は、Android版公式X(旧Twitter)アプリとブラウザで異なります。
Androidスマホでの設定方法
ブラウザでの設定方法
先述した通り、iPhoneからは設定ができないため、ブラウザ版からX(旧Twitter)にアクセスして設定しましょう。
通報やミュート機能を使って不快なコンテンツを回避する方法
まれに、自分のポスト(ツイート)を「センシティブな内容を含むもの」と設定せずに、センシティブな画像やポストを行っているユーザーもいます。そうしたユーザーを見つけた場合、通報やミュートで、そのユーザーを非表示にすることをおすすめします。
ミュートする方法や、通報の方法については以下の記事を参考にしてください。
自身の投稿が毎回センシティブ判定されて表示されない場合、自身の投稿するポスト(ツイート)が「センシティブな内容を含むもの」と設定されている可能性が高いです。
センシティブな内容を投稿するつもりがない場合、以下の手順で設定を変更しましょう。なお、この設定はiPhone版公式XアプリからもAndroid版公式Xアプリからも可能です。
ホーム画面左上のプロフィール画像をタップし→「設定とサポート」→「設定とプライバシー」に進みます。
「センシティブな内容」と「内容の警告」の違いは何?
旧Twitterは2022年1月に個別の画像付き投稿に自身でセンシティブ設定を行える「内容の警告」という機能を追加しました。「ヌード」「暴力」「センシティブ」に該当すると思われる画像をポスト(ツイート)する場合、自分で警告を設定できます。
なお、設定はiPhone、Android版公式X(旧Twitter)アプリ、ブラウザ版X(旧Twitter)のどれからでも行えます。
Xで「センシティブな内容」に関するよくある質問と回答
X(旧Twitter)の「センシティブな内容」に関するよくある疑問と答えをご紹介します。
iPhoneで「センシティブな内容」が解除できない場合はどうしたらいい?
先述した通り、iPhoneの公式Xアプリからは「センシティブな内容」に関する設定ができません。ブラウザから設定を行いましょう。
自分の投稿が「内容の警告」とされた場合はどうしたらいい?
センシティブな内容でないのにもかかわらず、「内容の警告」が出てしまった場合、自分で設定をミスしてしまった可能性が考えられます。「ヌード」「暴力」「センシティブ」に該当しない場合は一度削除し、もう一度アップし直しましょう。
Xの「セーフ判定」と「センシティブな内容」には関連性がある?
2023年5月、北野セツ(@KitanoSetsu)さんがX(旧Twitter)で「Twitterの検索で「from:自分のID -filter:safe」ってやると自分のツイートの中でセーフ判定されなかったツイートが見れるのでやってみてほしい」と投稿し、話題になりました。
まとめ
X(旧Twitter)で「センシティブ」の設定をしていると、本来はガイドラインに違反していないメディアも含めて非表示になってしまうというデメリットがあります。しかし、不快に感じるメディアを少しでも目にしたくない場合は、設定をオンにしておくことをおすすめします。人により感じ方は様々であるため「センシティブ」の設定を利用し、快適にXを利用しましょう。