Xに名称変更した旧Twitter。長く利用を続けていると「ツイ消し」したいこともありますよね。
そこで便利なのが、一度に消去できるツールの存在。もっとも有名だったツールには「黒歴史クリーナー」があります。
しかし、XのAPI仕様変更によって黒歴史クリーナーを含む多くのツイ消しツールはサービスを終了。2023年8月現在、いまでも使えるツールはどれなのか中々判断が難しいのではないでしょうか?
そこでこの記事では、2023年8月現在、X(旧Twitter)でツイ消しができるツールがあるのか検証してみました!
X(旧Twitter)のAPI仕様変更の「ツイ消し」への影響とは?
Twitterでツイ消しできるツールとして、もっとも有名だったのは「黒歴史クリーナー」でした。
なお黒歴史クリーナーの当時の利用方法を知りたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。非常に便利なツールでした。
しかし、X(旧Twitter)の外部ツールの多くは2023年2月に発表されたAPI仕様変更を受けてサービスを終了。「黒歴史クリーナー」もその煽りを受けたと見られ、2023年3月頃までに終了してしまいました。
X(旧Twitter)の「ツイ消し」可能なツールはいまでもあるの?
「黒歴史クリーナー」が既に存在しないことは、Xの多くのユーザーにとっては不便でしょう。
そこで今回は、2023年8月現在利用可能なX(旧Twitter)のツイ消しツールがあるのか検証してみました。結論から言えば、動作が可能なツールは有料であり、無料で公開されていたツールはほぼ動作不可です。
【有料・利用可能】ツイ消し職人
「ツイ消し職人」は2023年8月23日時点でツールの公式X(Twitter)が動作確認をしているツールです。
【有料・不安定】TweetDelete
「TweetDelete」は最安値月額3.99ドルから利用できるツイ消しツール。
しかし筆者が検証した限り、「Twitterでサインイン」機能の動作が非常に不安定(2023年8月時点)。動作が不安定であることから、有料課金はあまりおすすめしません。
【有料・利用可能(※)】TweetEraser
「TweetEraser」も海外製で、月額料金5.99ドル/6.49ドル/6.99ドルの3つのプランがあるツイ消しツール。
参考元:文春オンライン
ただし文春オンラインでは「無料版でできる範囲が広いため、気軽に試せるのは利点」とされているものの、2023年8月時点では無料プランではダッシュボードの閲覧のみが可能。有料課金するとツイート(ポスト)の削除が可能で、サポート窓口も用意されています。
ただし同サービスの公式X(Twitter)の更新は2023年3月いっぱいで停止したままであり、「動作が不安定な場合に返金対応があるか」「サポートが迅速に受けられるか」などは不透明といった印象が強いです。
無料版では一切動作確認ができないため、課金を行う場合は自己責任で行いましょう。
【利用不可】「ツイ消しくん」
「ツイ消しくん」は日本製のツールでまだ公式サイトは残っているものの、実際には動作していません。
【利用不可】Delete Multiple Tweets
「Delete Multiple Tweets」は海外製のツール。ログインし、アカウントと紐づけることはできたものの、正常に作動しませんでした。
無料でツイ消しする方法
ご紹介してきた通り、2023年8月現在、無料で利用できるツイ消しツールはありません。そのため、ツイ消しは地道に一投稿ずつ行う必要があります。
もしも消したい投稿が大量にある場合、アカウントを消してしまうのもひとつの手。アカウントを削除する前に新しいアカウントを作って既存アカウントで宣伝しておきましょう。
複数アカウントを作る方法は以下の記事で解説しているので参考にしてください。
まとめ:結局「黒歴史クリーナー」の代わりはどれがおすすめ?
検証の結果、2023年8月現在は無料で利用できるツイ消しツールは「ない」という結果になってしまいました。
かつては無料で使えた「黒歴史クリーナー相当のアプリ」は1つもなく、Xは「投稿の一括削除が難しい」と言えるでしょう。なお、有料版の中でもしいて言えば筆者のおすすめは日本製の「ツイ消し職人」。年内で終了予定とはいえ、公式アカウントもあり、比較的安心感があるツールです。海外製の有料ツールは動作が不安定であったり、サポート体制に疑問があるのが正直なところです。
もっとも「ポストを消すためだけに有料課金をする」ことに、なんとなく抵抗感がある方もいるのではないでしょうか。今後、一括削除に関してはX Premiumユーザー向けに何らかのサポートが行われるのかは要注目です。
※サムネイル画像(Image:Anna Markina / Shutterstock.com)