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●コーディネート投稿と接客サポートのアプリとして普及を図る
バーコードスキャンは、今後店舗スタッフのみが使える機能となる。バーコードを読み取れば商品の詳細な情報が表示でき、コーディネート例を取り出せるなど、接客をサポートするのに重宝するだろう。
WEARは、本来の用途であるコーディネート活用アプリとして、普及を進めていくことになる。有名人やショップスタッフはもちろん、一般ユーザーも自分なりのコーディネートを撮影して投稿できる機能が非常に好評で、1日平均約1万件投稿されているという。
容姿も体型も自分とかけ離れた外国人モデルではなく、自分と似たような身長や体型のユーザーが投稿したコーディネートを参考にしたり、人気のある読者モデルのコーディネートを楽しんだりする実用的な使い方をはじめ、FacebookやTwitterと連携させてファッションを通じたコミュニケーションが楽しまれている人気機能だ。バーコードスキャン機能が中止となっても、もともと利用価値の低かった機能がなくなったというだけで、普段の利用感にはほとんど影響しないだろう。
バーコードスキャン機能は、店舗側の拒否感が強かったことから中止となったが、もし販売されているすべての製品について、バーコードを読み取れば同じものがネットで安く購入できるとなった場合、消費者はどのように反応するだろうか。ショールーミングと戦う小売業界にとって、今回は胸をなでおろす結果となったが、消費者にどれほどのニーズがあるのか、という点では気になるところだ。
(文=エースラッシュ)
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