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日本人男性、シリア戦闘地域で身柄拘束か いまだ行方不明、「第二の後藤健二事件」か

文=編集部
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日本人男性、シリア戦闘地域で身柄拘束か いまだ行方不明、「第二の後藤健二事件」かの画像1「Thinkstock」より
「首相官邸サイドは『第二の後藤健二事件』になっては大変だ、と情報収集に走っています」

 当サイトに入った情報を総合すると、昨日(7月8日)の昼頃、40代の男性ジャーナリストが行方不明になっているとの第一報が、官邸に届いたという。彼は中東戦闘地域の取材力に定評があり、過去にはイラクで身柄を拘束されたものの無事解放された経験を持つ人物で、現在も各メディアで幅広く活躍している。政府関係者が語る。

「このジャーナリストのツイッターが6月20日を最後に途絶えてしまい、日本国内にいる親しい知人とも音信不通になっているようだ。シリアでは、『IS(イスラム国) 』とアルカイダ系『ヌスラ戦線』との戦闘が繰り広げられていて、数日前にその現場へ取材に飛び込んだらしい。身柄を拘束されたのではないかと情報が寄せられている」

 実際、ジャーナリスト仲間たちも困惑しているようだ。関係者が語る。

「日本の外務省が、戦闘地域に渡航を計画しているジャーナリストにパスポートの返納を命じているので、彼は極秘裏にトルコ経由でシリアに入ったらしい。もう帰国してもいい時期だが、一向に連絡がない」

 出版関係者によると、このジャーナリストは今月、総合雑誌に「IS」について寄稿する予定だったという。しかし、原稿は届いていないようだ。官邸もこうした情報を把握しており、事態を憂慮しているようだ。前出の政府関係者がいう。

「安保法案の国会審議が大詰めになっているこの時期に拉致問題が起きたら、審議はストップしてしまう。全力で情報収集に当たっているが、日本政府は後藤健二さんの事件の時からISと激しく対立しているため、現地の情報がなかなか取れない」

 海外展開している通信社が、このジャーナリストの安否を確認したという情報も出ているようだが、今ひとつ真相ははっきりしない。大事に至らぬことを切に祈るばかりだ。
(文=編集部)

BusinessJournal編集部

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