目的は経営統合と業界の活性化
アコーディア泥沼買収の真意を仕掛け人PGM社長に直撃!
ただ、その前提となるのは、繰り返しになりますが、国内ゴルフ場業界の活性化です。海外では、家族の誕生日会をゴルフ場で行うというほど、ゴルフ場が生活に身近な存在になっています。さまざまな違いがありますので、日本では、いきなりゴルフ場が身近な存在になるのは難しいですが、業界としてゴルフ場をそういう位置づけにしようと努力していなかった面があることも事実です。すでに精一杯の取り組みを行って現在の状況であれば、絵に描いた餅に過ぎないということになりますが、業界は、これまでそういう努力をほとんどしてきていませんでした。したがって、問題点が多い分、まだまだ潜在的な可能性はあるものと確信しています。
日本においても、それぞれの方にとって、もっと身近な存在としてゴルフ場が認知されることが業界の成長につながるものと信じています。PGMが掲げるブランドプロミスとビジョン「Love Life. Love Golf. ゴルフは、もっと、素晴らしい。ゴルフのある人生を、一人でも多くの人々へ。」には、まさにこの想いが込められています。
(文=鷲尾香一/ジャーナリスト)