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果たして、財務省は失地を奪還できるのか。学会からは、元日銀副総裁の岩田一政氏(日本経済研究センター理事長)や伊藤隆俊氏(東大公共政策大学院長)の名前が聞かれる。
一方、昨年12月、日銀の幹部人事に影響を及ぼすと見られていた勝栄二郎前財務事務次官が、インターネット・プロバイダーのインターネット イニシアティブ ジャパン(IIJ)に再就職した。大物次官の呼び声が高かった勝氏の再就職先としては小粒の企業で、驚きをもって迎えられているが、この再就職はその先に見込まれる重要ポストへ移る腰かけとの見方が有力だ。その重要ポストとは日銀副総裁、と財務省OBは指摘する。また、もう一人の副総裁ポスト(日銀枠)は、日銀プロパーの中曽宏理事(国際総括)昇格が有力視されている。
安倍首相による「アベノミクス」が注目され、政府と日銀がアコードを結んだ上で大胆な金融緩和が実行される可能性が高い。その帰趨は日銀総裁と2人の副総裁のトライアングルが鍵を握る。
(文=森岡英樹/金融ジャーナリスト)
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