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大塚将司「反メディア的!その記事、ダマされていませんか?」第6回
安倍政権でインフレ目標2%の保身に走った日銀の豹変…消費増税見送りも?
大胆な金融緩和策、公共事業の大盤振る舞いで、シナリオ通りの展開になればいいが、そうなる保証はどこにもない。はかばかしい回復がみられなければ、消費税増税の先送りも十分にある。
財務省がアンカーならば、増税の前に歳出のカットに取り組まねばならない。しかし、自らの使命をなおざりにして、「税と社会保障の一体改革」で増税を先行させた。小賢しい戦略は破たんするというが、日銀の保身とともに、財務省の打算も罪深い。
【本連載のアーカイブ】
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※本記事は、「週刊金曜日」(金曜日/926号)に掲載された大塚氏の連載『経済私考』に加筆したものです。
●大塚将司(おおつか・しょうじ) 作家・経済評論家。著書に『流転の果てーニッポン金融盛衰記 85→98』(きんざい)など
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