貧困クラブDJの惨状…時給はコンビニ以下、集客ノルマで必死の友人勧誘や券配り


 一方、海外の一流DJになると巨額の報酬を得ているようで、カルヴィン・ハリスというスコットランド出身のDJの年収はなんと約78億円。デヴィッド・ゲッタというフランス出身のDJの年収は約44億円にも上るというのだから、なんとも夢のある仕事である。

 もちろん、そんな大成功をするDJなどほんのひと握り。日本においても、年収1000万円プレイヤーはほんの数人程度。専業DJとしてやっていけているのは1000人に1人といわれ、月収20~30万円を稼いだだけで御の字という世界なのだ。

 このように、大きな格差が横たわっている厳しいDJ業界。もし、DJの友人がいて、イベントに誘われることがあれば、たまには顔を出してあげてほしい。きっと、あなたのことを神のようにありがたがってくれて、酒の1杯でもおごってくれるはずだ。
(文=小島浩平/ロックスター)

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