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環境省、のん(能年)起用で「Non温暖化!」の攻め過ぎPR動画が話題沸騰

文=山田稔/ジャーナリスト
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キャラクターを使ったアプリや温暖化の危機を伝えるテレビ番組も

環境省、のん(能年)起用で「Non温暖化!」の攻め過ぎPR動画が話題沸騰の画像2立山のライチョウにも温暖化による危機が迫っている

 

 環境省のウェブサイトをもう少し探検してみよう。

 官庁のウェブサイトは、情報やデータを文書やPDFで閲覧するケースが大半だが、環境省は可視化にかなり力を入れている。スマホ向けの「COOL CHOICEアプリ」やPCなどで視聴できる『COOL CHOICE TV』。いずれも温暖化の現状、問題点、対策などが映像でコンパクトにまとめられている。

『COOL CHOICE TV』のコンテンツの視聴ランキング上位は、「“ねぶた”をLED化!未来に誇れる<ねぶた祭>」「感染症のリスクを高める蚊が増加? 迫りくるマラリアの危機!」「早まる桜の開花と遅れるかえでの紅葉。高知で起きている異変とは?」「大量発生するオニヒトデからサンゴを守ろう!」「国の天然記念物ライチョウを追い詰める動物の正体は?」 となっている。

 ライチョウの危機を訴える番組を視聴してみた。

 2分35秒の番組の中で、富山県立山に生息する300羽のライチョウに忍び寄る危機をレポートしている。1980年代に700羽生息していた南アルプスのライチョウが現在では推定300羽となり、深刻な被害が報告されている。シカやイノシシが高山植物を食い荒らしたためだ。立山黒部アルペンルート沿いに赤外線カメラを設置したところ、室堂付近の標高2350メートルの高山帯で初めてニホンジカが確認された。温暖化で中山間部の積雪量が減り、ニホンジカが高山地帯へ侵入していると見られている。立山のライチョウへの影響が懸念され、早急の対策が必要だと訴える内容だ。

 文書による報告でなく視覚に訴えるものなので、わかりやすく説得力がある。全国各地で起きている異変を知るうえで格好のコンテンツだ。

 こうした意欲的な取り組みを、いかに多くの国民に知らせていくか。せっかく貴重なコンテンツが豊富にそろえられていても、それを見て、考え、行動に移す人が増えなければ意味がない。多額の税金を使って制作しているのだから、学校教育の現場で活用したり、市民講座などで公開するなど、国民に向けて積極的にアピールしていくことが必要だろう。
(文=山田稔/ジャーナリスト)

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