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元F1レーサー、ジャン・アレジ氏(57)がフランス・アビニョンの警察に器物損壊容疑で拘束され、取り調べを受けたというニュースが世界に衝撃を与えている。
AFP通信などの報道によると、アレジ氏は19日夜、義理の兄弟の事務所で、イタリアで購入した“大型の爆竹”を破裂させ、事務所のシャッターや窓ガラスを破損した疑いが持たれているという。
破裂音の後、現場から逃走するBMWを目撃していた近隣住民いて、この車の所有者がアレジ氏の兄弟のホセ・アレジ氏だったことで事件が発覚。ホセ氏が拘束された後、アレジ氏は20日、同警察に出頭したという。アレジ氏は容疑を認め、「悪い冗談だった」などと述べていて、警察で詳しい動機などを調べているという。
仏報道では長男ジュリアーノ氏の名前も
また、仏レキップ紙が22日に公開した記事『Jean Alesi sera jugé pour dégradations après avoir reconnu les faits』では、アレジ氏と後藤久美子さんとの長男、レーシングドライバーのジュリアーノ・アレジ氏(22)の名前を出し、同事件に関与している可能性を指摘。「2人は懲役10年か150000ユーロの罰金に直面する」などと報じている。
F1グランプリなどに協賛している日本の大手自動車メーカー関係者は、一連の騒動について以下のように語った。
「フランス国内での情報も錯綜しているようですし、日本国内の報道も少ないので真偽はわかりません。万が一にジュリアーノ氏が事件に関わっていたとしたら、レーシング業界の大事だと思います。アレジ氏自身も日本にファンは多いので……。大きな影響が出ないと良いのですが」
欧州のF1ファンのみならず、日本人にも関心の高い話題だ。捜査の推移が気にかかる。
(文=編集部)
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