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結婚=“幸せ”“不幸せ”拡大システムの幸せ機能が見落とされるワケ~幸せ表明がリスクな国

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 例えば、『渡る世間は鬼ばかり』(TBS系/1990-2011)という、親族不和をテーマとする人気ホームドラマのテレビ番組がありましたが(私はきちんと見たことがないのですが)、この設定を現実の世界に持ち込んだとすれば、第1回「親族との不和」、第2回「家庭裁判所への提訴、判決」の全2話で完結する話になると思います。

 いずれにしても、「結婚システム」が一種の「“不幸せ”生産装置」であることは事実のようです。

●“幸せ”の数値化

 では次に、“幸せ”の数値化です。

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 前述した通り、幸せ度で5点以下の人がボーダ46.3から50.0にピッタリと当てはまった時はちょっと驚きました(偶然かもしれませんが)。

 こちらの“幸せ”は、“不幸せ”とは違い、分散に一定感がありません。例えば、満点である10点の比率が高すぎるのです。通常、10点満点のアンケートをすると「10点」をつける人は少ないのですが、このアンケートの10点が統計的には「異様に多い」のです。

 このデータのひとつの解釈は、「10点満点のテストなのに、それ以上の点(例えば11、12、13点)の点数を『つけたかった』という、リア充大爆発の女性既婚者が山ほどいた」ということです。これがサンプル20人くらいならともかく、1700人以上の母集団のデータからの結果としては、はっきり言ってすごいことです。

 私は、こんな「幸せを謳い上げている」データを見たことがありません。

「結婚システム」は、自然界の一般法則(“幸せ”が大きければ大きいほど、その“幸せ”を享受できる人数は少なくなる)を越える「『幸せ』生産装置」であり、データからは、多くの比率の女性が、その恩恵を受けていることが肯定されます。

●結婚による“幸せ”と“不幸せ”の比較

 では、この2つのデータの結果を、同じ正規分布表に乗せて比較してみましょう。

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 例えば、“幸せ”に「9点」をつけている人の対極に「家庭内暴力」「浮気」などによって不幸になっている女性がいて、「結婚して、幸せで幸せで、もう、どうしようかしら」という幸せリア充爆発「10点満点」の人の対極に「家庭無視」「性の不満」「嫁姑問題」「酒乱」という超ド級の不幸が位置しています。

 では、図9に女性の結婚“幸せ”偏差値表を開示します。結婚や離婚に迷った時、何が懸案なのかを整理して考える参考になれば幸いです。

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BusinessJournal編集部

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