鈴木貴博「経済を読む“目玉”」第2回
「宝くじなんて損」は本当orウソ…カジノより儲けられる!
文=鈴木貴博/百年コンサルティング代表取締役
この「だからなんなの?」という点での正しい教訓は、
「だから宝くじを買うだけでなく、生命保険にも入るべきだよね」
という考え方。「確率的には宝くじに当らないだろうけれど、万一のことがあるから宝くじを買っておこう」という人は、「きっと交通事故にはあわないだろうけれど、万一のことがあるから生命保険に入っておこう」と考えるべき。これが論理的に正しい解釈だ。
実際、かくなる私もジャンボ宝くじは年間3回、3000円ずつしか買っていないが、生命保険には毎月3万円ずつお金を支払っている。これが論理的な大人のお金の使い道ということなのだ。ただし幸いなことに、まだ交通事故死もしていないし、一夜にして億万長者になったこともない。
ご納得いただけただろうか?