もはや「前時代的なスポーツか?」と揶揄されることもあるプロ野球。しかし、2015年のセントラル・リーグの入場者数は過去最多の約1351万人(ホームゲーム)と、東京都の人口とほぼ変わらない数字だ。
さらに、パシフィック・リーグの入場者数(約1072万人)を加えると、東京と大阪府の人口を足した数よりも多くなる。入場者数はのべ人数なので、単純に比較はできないが、これだけの集客力を誇るスポーツが「前時代的」とは言い切れないだろう。
筆者は、5年ほど前から各球場に足を運んでいるが、徐々に景気が上向いてきたせいか、当時より空席が減ったように感じている。地方からの遠征組も少なくない。昨年、オールスターゲームのために新幹線で東京から広島県に向かった時も、各球団のユニフォームを着たファン集団が乗り込んでいた。プロ野球人気は、まだまだ熱いのである。
球場に足を運んでみるとわかるが、日常ではなかなか機会がない「大きな声を出す」という体験ができる。大声で歌ったり、叫んだり、悪態をついても誰からも責められない(程度によるが)。日頃のストレスを発散するには、絶好の場所だと思う。
ペナントレースは、セ・パ交流戦を経て7月中旬から後半戦に突入するが、「夏休みに、プロ野球観戦にでも行こうかな」と考えているなら、知っておきたいお得な情報をまとめてみた(情報は、いずれもホーム球場の場合)。
生ビールやチケットが半額になる日も
野球観戦といえば、生ビールがつきもの。しかし、球場で売っている生ビールは値段が高いことが多く、東京ドームは1杯800円、神宮球場は同750円だ。1000円札がすぐに消えていってしまう。「もう少し気楽にビールを楽しみたい」というなら、ビール半額デーを狙おう。
毎年実施しているのは、東京ヤクルトスワローズ(神宮球場)。通常価格750円が、半額以下の350円となる(その他のアルコールは通常価格)。今年は7月13日(水)、7月20日(水)、8月16日(火)、8月25日(木)に実施される。
また、北海道日本ハムファイターズ(札幌ドーム)では7月8日(金)、千葉ロッテマリーンズ(QVCマリンフィールド)では7月7日(木)に実施され、QVCマリンでは、さらにチケット価格が一般価格の半額となる(一部スペシャルシート除く)。現時点で夏の日程の告知はないが、横浜DeNAベイスターズ(横浜スタジアム)も実施すると思われる。
半額デーは、その日のチケットを持っていれば誰でも対象になるが、ドリンク付きチケットを発売している球団もある。
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