この夏、プロ野球の球場観戦がこんなに楽しい！生ビール＆チケットを半額で買う術！

西武、オリックスのユニークな地縁割引

　埼玉西武ライオンズ（西武プリンスドーム）は「埼玉県＆西武沿線 感謝デー」として、埼玉県、西武線・西武バス沿線、東武東上線沿線、多摩都市モノレール沿線の住人向けに、内野指定席B（3000円）が特別価格の1400円になる特典チケットを発売している。

　沿線や地域ごとに優待日が異なるが、該当する場合はかなりお得に観戦することができる。ちなみに、8月26日（金）、27日（土）、28日（日）は、埼玉県民全員が1400円で観戦できるそうだ（事前申し込み制。26、27日は県営大宮球場での試合）

　オリックスは「近鉄電車利用当日券優待」を実施。実施期間中に販売窓口で近鉄定期券、近鉄回数券カードなどを提示すれば、優待価格でチケットが買える。内野自由席は通常当日料金2400～2700円が1600円となる。4月に14試合実施され、7月以降も実施される予定だ。（割引チケットや企画チケットは申し込み方法や発売所が限定されている場合があるので、要確認）

楽天、ソフトバンクは企業色全開の割引サービス

　楽天のホーム球場・Koboスタ宮城では、楽天グループの電子マネー・Edyでの割引が受けられる。Koboスタ限定で販売されている「スタジアムEdyカード」（300円）で代金を払えば、当日券や飲み物、ジェット風船の割引などが受けられる。さらに、200円につき楽天スーパーポイントが1ポイント貯まる（事前登録が必要）。

　福岡ソフトバンクホークス（ヤフオクドーム）には、やはりこれがあった。ソフトバンク携帯電話の利用者限定割引だ。A指定席（ゴールド／シルバー4300円）が980円で購入できるチャンスがある。応募ページのQRコードを読み取り、当たりが出れば1人1試合のみ4枚まで購入可能。ソフトバンクユーザーなら、ぜひチャレンジしてみよう。

　残念ながら、広島東洋カープと阪神タイガースには、金額面で魅力的な割引チケットやサービスが見つからずに紹介できなかったが、どちらも魅力的なホーム球場ではあるので、またの機会に取り上げたい。

　これからの季節、野外球場では花火の打ち上げが見られるところも多い。足を運ぶ前に、ぜひ各球団のホームページを見て、お得なチケットや特典デーを見逃さないようにしたいものだ。
（文＝松崎のり子／消費経済ジャーナリスト）