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意外におトクなFamiPay、Amazon Pay!20%還元やポイント3重取りも!

取材・文=清談社
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サイト「Amazon Pay」より

 残念ながら今年の6月末で終了してしまったキャッシュレス決済の消費者還元キャンペーン。経済産業省が旗振り役だっただけに、スタート前から賛否両論あったが、結果的にキャッシュレス化を推進したことは間違いない。

 新たなキャッシュレス決済サービスも数え切れないほど立ち上げられ、なかでも圧倒的な営業力で加盟店を増加させ、盛大なキャンペーンを行った「PayPay」をはじめ、「楽天Pay」「LINE Pay」など、それぞれが独自色を打ち出してシェアを席巻。しかし、その陰で「セブンペイ」(2019年9月終了)、「オリガミペイ」(2020年4月終了)など、志半ばでサービスを終了させてしまったものもある。大手の寡占が進みつつも、まだまだマイナーなキャッシュレス決済サービスも奮闘しており、残り少ないパイを奪い合っているという状況だ。

 そこで今回はメジャーサービスに隠れてはいるが、シーンや生活スタイルによっては便利でお得に使えるコード決済サービスを紹介する。

QUOカードPay

 ギフトとして、今でももらうことの多いQUOカード。コンビニや書店、ドラッグストアなど多くの店舗で利用できる高い利便性が特徴だが、最近ではスマホにデジタル版のQUOカードを送ることもできるようになり、「QUOカードPay」というサービスに進化している。

 使い方はいたって簡単で、専用アプリを利用するだけ。さらにもうひとつ、アプリを使わなくても送られてきたQUOカードのURLからバーコードを表示して使うこともできるのが特徴だ。この場合は会員登録などが不要で、バーコード提示のみで利用が可能。URLをブックマークすればいつでも使える。

 アプリ版の利点は、もらったURLをタップしたときに自動でアプリが起動し、その際には残高も表示される。さらに、アプリであれば複数のQUOカードPayをまとめることもでき、有効期限の早いものから支払われるので、無駄なく利用することが可能だ。

 従来の磁気カードに空いた穴でなんとなく判別するような残高照会ではなく、スマホで確実に残金が管理ができ、かつ現金との併用も可能なので使い勝手は良好だ。

FamiPay

 コンビニ系で唯一、独自のバーコード決済を行っているファミリーマート。彼らが運営するのが「FamiPay」である。このアプリはファミマヘビーユーザーなら絶対に持っておきたいところだ。

 FamiPayは現金とクレジットカードのどちらでもチャージができるが、クレジットカードでチャージすればポイントの3重取りが可能だ。クレジットチャージに使用できるカードはファミマTカードのみ。わざわざつくるのが面倒だと思うかもしれないが、年会費は無料なので持っていない人はFamiPayのためにつくっても損はない。

 まず、FamiPayを利用すると0.5%の基本還元が受けられる。これは「FamiPayボーナス」とよばれるポイントで還元されるのだが、貯まるのはそれだけではない。Tカードを提示すれば、Tポイントも0.5%還元されるのだ。これは前述のファミマTカードを紐づけていれば自動的にどちらも提示したことになるので、合わせて1%の還元は確保できる。

 さらに、ファミマTカードからチャージすると毎月のチャージ利用額の0.5%がFamiPayボーナスとして付与される。これによって、合計の還元率は1.5%となる。チャージ、提示、決済でポイントの3重取りができるので、ファミマユーザーならFamiPayを使わない理由はない。

 また、現在ははじめてのチャージ限定で、チャージ金額の20%還元を実施中(9月末まで)。ほかにもアプリ内ではファミマで使えるお得なクーポンなども配布されるので、うまく利用すればさらにお得に買物ができる。

アマゾンペイ

 Amazonを頻繁に利用する人へのおすすめは「アマゾンペイ」だ。文字通りAmazonが運営するこのコード決済は、Amazonショッピングアプリから起動することができる。Amazonの利用者であれば、新たな設定や準備は一切不要だ。

 Amazonだけに、自社関連のサービスで囲い込んでいそうなイメージだが、Amazon Payは意外にも開かれており、利便性が高い。例えば、Amazon以外のECサイトであっても、Amazonに登録した個人情報をそのまま使用できるので、いちいち住所やカード番号を入力する手間がはぶけるのである。

 ECサイトもアディダス、SHIPSなどファッション系から出前館、劇団四季など幅広く対応している。ちなみに、Amazon Payはまだまだ登録は少ないが実店舗でも利用が可能だ。

 また、スマートスピーカー「Alexa」のアプリで音声ショッピング設定を有効にすれば、Amazon Payが使える。対応しているのは日本赤十字、出前館、ふるさとチョイスなど。「アレクサ、赤十字に2000円寄付して」といった具合で、使用できる。

 ただ、Amazon Pay自体では還元がなく、クレジットカードによる還元にとどまるため、少々お得感は見劣りするかもしれない。利用時と決済時のポイントの二重取りができないのは残念だが、Amazon Payでもっともポイントを獲得できる方法がある。

 それはAmazonギフト券に現金チャージする方法だ。Amazon Payに登録できるのはクレジットカード、デビットカード、プリペイドカード、Amazonギフト券の4つ。そのひとつであるAmazonギフト券へ現金チャージするのである。

 9万円以上のチャージであればプライム会員は2.5%、通常会員は2%の還元が受けられる。5000円からチャージができるが、プライム会員は1%、通常会員は0.5%となるので、多めにチャージすることをおすすめする。

 Amazonで大きな買物だけでなく、日常的にちょこちょこ買ってしまうという人なら、Amazon Payを活用すればするほどAmazonポイントを獲得できるのだ。

(取材・文=清談社)

清談社

清談社

せいだんしゃ/紙媒体、WEBメディアの企画、編集、原稿執筆などを手がける編集プロダクション。特徴はオフィスに猫が4匹いること。
株式会社清談社

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