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マイナポイント、確実に儲けられるスマホ決済はドコモd払い・Suica・WAON?

取材・文=清談社
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 9月1日から開始される「マイナポイント」。政府によるキャッシュレス還元事業は6月末をもって終了したため、今後はこのマイナポイントがお得なポイント&ペイ生活の基本となると見られている。申し込みは7月1日から始まっているが、まだピンとこないという人もいるだろう。

 だが、開始まで1カ月を切り、各ペイサービス事業者もスタートに合わせたキャンペーンを発表してきているため、今がまさに決断のときともいえる。そこで、まず今回はマイナポイントのシステムの解説とお得な決済サービスを紹介したい。

 マイナポイント事業は、マイナンバーカードの普及とキャッシュレス決済の促進を目的とした政府主導のキャンペーン。9月1日からスタートし、2021年3月まで実施される予定だ。その中身は、自身のマイナンバーカードとキャッシュレス決済サービスを紐付けることで、25%分のポイント還元が受けられるというもの。上限は最大5000円分と定められているため、フルにプレミアムを獲得するためには2万円の買物で5000円還元というのがマックスとなる。また、すぐに購入しなくても、キャッシュレス決済サービスに2万円分をチャージすれば最大5000円分のポイントを付与することも可能だ。

 ただし、マイナンバーカードの普及という側面からもわかるように、このサービスを受けるには、マイナンバーカードを取得しなければ始まらない。なので、ここからはマイナンバーカードの申請の方法を紹介していきたい。

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マイナンバーは申請してから手元に届くのは1カ月後

 マイナンバーカードは身分証明書にも使用できるもので、持っていると行政の証明書がコンビニで発行できたり、確定申告の電子手続きにも対応したりと意外と使い道も多い。新型コロナウイルス対策の支援制度で給付された10万円の特別定額給付金も、マイナンバーカードを持っている人はネット上で申請が可能だったことは記憶に新しい。

 そんなマイナンバーカードであるが、取得の方法は2つある。ひとつは役所に申請に行き、後日自宅にマイナンバーカードが送られてくるもの。もうひとつは、パソコンやスマホ、郵便などで申請をし、受け取り時に窓口に取りに行く方法だ。

 手軽で顔写真も同時に撮れるスマホによる申請がベターだと感じるので、ここではスマホからの申請方法を述べていきたい。

 まず、スマホからの申請で入力が必要なのは(1)申請書ID、(2)メール連絡用氏名、(3)メールアドレスだ。(1)の申請書IDとはマイナンバー通知カードと同時に届いている「個人番号カード交付申請書」に記載されている。誰もが忘れている、この申請書IDを探すことが最大の難所だといえよう。申請書がない場合は郵送での申請か、申請書の再発行が必要になってしまう。

 申請書のQRコードを読み取るか、オンライン申請サイトにて、これら3つの情報を入力すると、次は顔写真を登録する。わざわざ証明写真で撮る必要もなく、スマホのカメラ機能で済むため、スムーズに登録できるだろう。

 その後、必要項目を入力すれば申請は完了。ただし、現在のところ、申請から交付通知書が届くまで平均で1カ月かかるという。この通知書を受け取ってから、窓口に引き取りの予約をし、受け取りに行くという流れだ。ただし、自治体によっては予約が必要のないところもあるため、各自確認していただきたい。

 無事にマイナンバーカードを手に入れたら、次はマイナポイントへの登録だ。スマホに「マイナポイントアプリ」をインストールし、アプリを立ち上げたらマイナンバーカードを読み取り、パスワードを入力する。これでマイナポイントの予約が完了し、次は130以上も参加しているキャッシュレス決済事業者からひとつを選択するという流れになる。

7500円分のポイントが還元されるサービスも

 マイナポイントは前述の通り最大5000円分のポイントが付与されるのが基本だが、紐付ける決済サービスによってお得度が違ってくる。決済サービス業者が、5000円のほかにさらに1000円多く独自でポイントを付けるなどのキャンペーンを行っており、たったひとつの「紐づけ先」に選ばれようとしのぎを削っているのだ。

 選択肢が多すぎる上、PayPayなどは抽選で100万円のポイントを付与するキャンペーンなども開催しているが、ここでは確実に追加ポイントをもらえるお得なサービスを紹介したい。

 まず、NTTドコモが運営するd払いは決済サービスの中で最も多く全員にポイントが付与される。d払いにマイナポイントを登録すれば、2500円分のdポイントが提供され、マイナポイントと合わせれば7500ポイントがもらえるのだ。

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 次に多いのはイオンが運営する電子マネーWAONだ。WAONのキャンペーンとしては、チャージ金額の10%を追加で付与。マイナポイントの上限である2万円チャージすれば、2000ポイントのボーナスが加わり、合計で最大7000ポイントの付与となるのだ。

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 最後に紹介するのは合計6000ポイントが付与されるSuicaである。Suicaでは付与されるのはJRE POINTで、これに自分のSuicaとマイナポイントを登録すれば還元される。ちなみに、Suicaをチャージするときに現金でなく、ビューカードから2万円以上をチャージすると抽選で2500人にJRE POINTを2000ポイント付与するキャンペーンも同時開催しているので、運がよければ計8000ポイント還元に手が届く。

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 ここで紹介したのは一部サービスの還元であるが、どれもノーリスクでお得になるのは間違いない。ただし、お得度だけを追求して使い勝手の悪いサービスのポイントをもらっても仕方がない。自身の生活でよく使う決済サービスとマイナポイントを組み合わせることが無難だろう。

 たとえばSuicaなら、都心部のビジネスパーソンなど、電車を日常的に使う人であれば、来年の3月までに確実に2万円以上チャージする可能性は高く、還元後も電車利用でポイントが使えるため、有力な紐づけ先だと思われる。

 先のキャッシュレス還元の波に乗れなかった人でも、まだ諦めることはない。マイナポイントをフル活用してお得に生活をしてほしい。

清談社

清談社

せいだんしゃ/紙媒体、WEBメディアの企画、編集、原稿執筆などを手がける編集プロダクション。特徴はオフィスに猫が4匹いること。
株式会社清談社

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