(「Wikipedia」より/Chris 73)
現在の安倍晋三首相が前に首相をやっていた時、07年のサブプライムローン問題表面化前の1万8000円台に戻す流れとも読めます。株が上がることで、個人投資家も株式市場に大挙して参戦、外国人投資家も大量に買っているなかで、昨年10%程度だった個人の売買シェアが4割近くまで上昇しているのですから、そのすさまじい買いっぷりはおわかりになると思います。
そうした中、悲しくなるほど上がらなかった株があります。サニックス(コード番号4651)です。11年3月の東日本震災時には80円まで売られました。しかし、
5月21日には一時1500円台まで上げました。太陽光発電を軸に新たな成長路線に入ったことを評価する買いが入ってきたからです。安値から20倍近い変化率(上昇率)です。
筆者自身、低位株が好きです。なぜなら、サニックスもそうでしたが、スタート点が低いだけに、本格的に評価される局面では株価の変化率がより大きくなるからです。そこで今回は、まだ出遅れ感がある低位株で、今後評価される可能性が高い10銘柄を紹介します(あわせて、07年高値と現在の株価比較も記載します)。
(1)中越パルプ工業(3877)
新聞用紙、塗工紙、包装紙、情報用紙、特殊紙などを手掛ける紙パルプメーカー。14年3月期の連結経常利益は15億円(前期比4倍)と大幅な増益の見通し。ただ、純利益予想が未定となっています。
それはなぜか? 13年3月期の決算短信を読みますと、「連結当期純利益金額については事業構造改革に伴う特別損失の発生見込額を合理的に見積もることができないことから、現段階では未定としております」と出ています。ということは、今期中に事業構造改革を実施、それに伴うなんらかの特別損失が出ますということです。
構造改革の中身のヒントは5月17日に発表した中長期成長プラン「ネクストステージ50」に出ています。「市況の影響を受けにくい体制を整えるため、生産品種の構造改革を推進する」つまり、ここで抜本的な構造改革に伴う損失を出せば、これ以上、悪材料は出ないと見られます。しかも、構造改革することで、18年3月期の連結経常利益55億円を目指す体制が整います。07年の高値は290円(5月21日引値158円)でした。
(2)ラサ工業(4022)
化成品、機械、電子材料メーカー。発祥の地である太平洋のラサ島には肥料原料で、世界的にひっ迫懸念があるリン鉱石が約300万トン残存し、コバルトなど海洋資源が眠っているとの思惑もあります。14年3月期の連結営業利益は10億5000万円(前期比41.5%増)の見通し。07年の高値は不明ですが、チャートを見ると400円台(5月21日引値148円)でした。
(3)カーチス(7602)
中古車買い取り販売。歴代の筆頭株主に不幸が襲ってくることから「カーチスの呪い」といわれてきました。実際、つい最近まで服役していたあの堀江貴文氏のライブドアも筆頭株主でした。現在は研ナオコさんのCMで有名なプチシルマのオーナー系の会社の傘下となっていますが、14年3月期は営業増益予想で、4期連続の営業・最終黒字を続ける見通しにありながら、株価が50円台というのは安く見えます。07年の高値は調べてもわからなかったのですが、チャートを見ると150円近い(5月21日引値148円)。かつては4万1000円の株価を付けたことがあります。
(4)昭和電線ホールディングス(5805)
筆者もサニックスと同じように長く追って来た銘柄。でも、なかなか大きく離陸してくれない。期待しているのが熱を電気に変える熱電変換素子とリニア新幹線も絡む超電導技術。工場、ゴミ焼却炉、自動車などから発生している熱の約7割は廃熱として捨てられており、この熱を電気に変える素子はエネルギー革命を起こすと期待されているもので、その実用化第1弾が今年出てくる見通しです。14年3月期の連結営業利益は30億円(前期比3.7倍)の見通し。ただ、弱みは今期も無配が続きそうなことです。07年の高値は191円(5月21日引値104円)でした。