今だからこそ知っておくべき「ビットコイン投資」入門講座(4)「仮想通貨投資の基礎知識・後編」

結局、仮想通貨は「買い」なのか?メルカリ、LINEが参入でさらに価値上昇も

どの仮想通貨に投資するのがベストなのか?

――仮想通貨投資をするときに、どこから情報を得るのが良いのでしょうか。

藤田 情報の早さという点で、ニュースサイトは活用していいと思います。英語や中国語が読める人なら、海外のニュースサイトを活用するとより早く情報が確認できます。

 ただ、情報の提供元が信用できるかどうかには注意しないといけません。ネットでは、情報源が曖昧な噂レベルの話がいつの間にか事実として語られてしまうこともあるので、必ず信頼性のある情報に当たることが大切です。

 たとえば、「大手企業が仮想通貨事業に参入する」というニュースが流れてきたら、その企業のサイトやツイッターを覗いてみれば信頼度が高い情報が得られます。また、ツイッターやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で情報を流している人をフォローしておくのもひとつの方法です。もちろん、これも人を選ぶ必要があります。発言の根拠となる情報源にきちんとリンクを貼っていたり情報ソースを明かしていたりするかどうかは、信頼度の目安になると思います。

――どのような点に注目して、投資する仮想通貨を選ぶのがいいですか?

藤田 一番いいのは、世の中を便利にするものや社会的問題を解決するものです。わかりやすいところでは、ビットコインは「送金」の利便性を著しく上げるきっかけになりました。円やドルといったお金を海外に送ろうと思ったら、時間もかかるし高額の手数料がかかります。企業や銀行という規模で見れば、それはコスト削減という問題を解決する手段になります。

 また、個人レベルで見ても、送金コストが少ないことで恩恵を受ける人は多いと思います。たとえば、海外へ出稼ぎに行っている人が地元の家族に送金する際に、毎月毎月大きな手数料を持っていかれることがないのは大きなメリットです。

 一過性のブームで価値がつくものではなくて、「便利だな」と思うコインを買っていけば需要も伸びるので、投資的にも有望だと考えることはできますよね。17年はデイトレードのように短期的な取引をしていた人よりも、買った後は放置しておく、いわゆる「気絶投資」をした人のほうが儲かったという話も聞きます。そういう意味では、将来性のあるコインを買って「気絶」させておくのがいいのかもしれませんね。

 ただ、投資はあくまで個人の判断で行い、結果がどうであれ責任を取るのはその人個人です。「あの人の言葉に乗ったら損をした」「あの情報を信じていたのに、結局儲からなかった」と言っても、誰も保障はしてくれません。仕組みとリスクを理解して、情報も自分自身で精査して、自分の頭で投資するか否かを決めることが大切です。

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