深野康彦「あなたと家族と日本のための、お金の話」

家の火災保険、今すぐ「オールリスク型」かを確認すべき?台風・豪雨・地震も補償


 個別の補償内容は割愛させていただきますが、火災保険は20年や30年といった長期契約が多いことから、火災保険の見直しを行っていない人は、さまざまなリスクに対応していないケースもあります。自分が求めるリスク(自然災害など)に対応している補償内容ならば問題ありませんが、対応していない場合はオールリスク型に変更する必要があるかもしれません。

 生命保険と比較して見直される頻度が少ない火災保険(損害保険)。天候不順により都心部でさえ、大雪やゲリラ豪雨は他人事ではなくなっています。ぜひ、火災保険の補償内容に過不足がないのか確認しましょう。同時に、被災すると避難時の食事や衣類、宿泊費や交通費なども必要になるはずです。いざという時のための現預金をどう確保しておくのかも考えておくのは、いうまでもないことです。

 なお、車に関しては「車両保険」で「台風、竜巻、洪水・高潮」によって自動車が被害を受けた場合、カバーされることになっています。ただし、通常の車両保険では「地震・噴火またはこれらによる津波」で生じた車の損害は補償されません。
(文=深野康彦/ファイナンシャルリサーチ代表、ファイナンシャルプランナー)

深野康彦/ファイナンシャルリサーチ代表、ファイナンシャルプランナー

AFP、1級ファイナンシャルプランニング技能士。クレジット会社勤務を3年間経て1989年4月に独立系FP会社に入社。1996年1月に独立し、現在、有限会社ファイナンシャルリサーチ代表。テレビ・ラジオ番組などの出演、各種セミナーなどを通じて、投資の啓蒙や家計管理の重要性を説いている。あらゆるマネー商品に精通し、わかりやすい解説に定評がある。

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