「交際1カ月で彼からプロポーズさせた!」というと、一体どんな恋愛上手な女性の話かと思うでしょう。
『マーケティング恋愛4.0 1ヵ月でプロポーズさせた、私の戦略と軌跡』(大和出版刊)の著者である中里桃子さんは、本業の傍ら美容サロンの立ち上げや貸会議室の経営、読書会の主催までこなす、本人曰く「働きまくる女」。
そんな彼女ですが、優秀すぎるがゆえに恋愛面ではうまくいかないことが多かったようです。
たとえば彼の苦労話を聞いて、つい解決策を提示して嫌がられたり、クリスマスデートで事業計画書を見せてフラれるなど、恋愛上手とは程遠いエピソードの数々。そんな中里さんがなぜスピード婚約できたのでしょうか。
その“勝因”は、過去の恋愛を貴重な反省材料として分析し、彼女のビジネスの専門分野であるマーケティング視点で、恋愛・結婚の戦略を立てたことにありました。
初デートは商談相手の「初顔合わせ」。そこで聞くべきこととは?
当時中里さんは36歳。結婚を急いでいた彼女にとって、相手に結婚の意思があるかどうかを確認するのは重要なことでした。中里さんから見ると、初デートは商談相手との初顔合わせのようなもの。
もし商談であれば下記の点を意識してヒアリングします。
1.なぜ今回の面談に臨んだのか、自社と時間をとってくれたのか
2.どのくらい緊急性があるのか
3.決断権はあるか
4.これまではどのようなサービスを購入していたのか、当社を検討する理由
5.どの位リサーチ済なのか
そして、この項目を婚活に当てはめるていくと次の通りになるといいます。
1.なぜ、私と会って(初回のデートをして)くれたのか
2.どのくらい結婚したいと思っているのか
3.本人以外に、結婚を判断するキーマンはいるのか(今の時代では少ない)
4.これまでの彼女とどのくらい付き合っていて、いつ、なぜ別れたのか
5.両親の結婚は良いものだったのか、周りに素敵な結婚をしている先輩はいるか
中里さんによれば、過去の経験からお相手男性の「結婚したいと思っている」という言葉こそ信用できないものはないとのこと。
つまり2番目の項目で「結婚の意思がある」という言葉が相手から出たところで鵜呑みにしてはならず、他の項目も確認した上で総合的に判断する必要があるのです。
もちろん初対面ですべてのことを話してくれることはないかもしれませんが、これらを意識して会話をすると相手の結婚への意識を探ることができるかもしれません。
本書はいかに顧客(彼)に商品(私)を買って(プロポーズ)もらうのかという、全く新しい視点から書かれた結婚プロジェクトの達成マニュアルです。あなたの恋愛もマーケティングで商談のようにスムーズに進めてみてはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。