と言われる7つの真実』
著:植西聰/ロングセラーズ
あの人に会うと元気が出る…という友人や同僚が周りに何人かはいるだろう。元気を与えてくれる人というのは、どういう人なのだろうか。元気をもらう側ではなく、与える側には、どうしたらなれるのだろうか?
『「あの人に会うと元気が出る」と言われる7つの真実』(植西聰/著、KKロングセラーズ/刊)では、人に元気を与える人になる条件を7つ挙げている。
その一つが「楽天的に物を考える」ことだ。
世の中には、運がいい人と悪い人がいる。その違いの原因は、ひとつの考え方にある。
「自分は運がいいと信じているか、いないか」ということだ。
なんとなく日常をやり過ごしている人は心の奥底で「私の人生ってこんなもの」「平凡なことしか起こらない」と思い、自分の運がいいということを信じていない。そのマイナスな思い込みが、心の状態をマイナスにして、本当に悪い運気を運んできてしまう。
一方、運のいい人は嫌なことがあっても「大丈夫、私は運がいいからそんなにひどいことにはならないだろう」と、物事を楽観的に捉えて、気持ちを落ち着かせることができる。楽観的に物事をとらえるたび、心にはプラスのエネルギーが増えるので、次第に運がいい人たちには本当に幸運が引き寄せられるようになるのだ。
誰だって運が悪い人より、運がいい人と会いたいし、一緒に過ごしたいと思うもの。「自分は運がいい」と心の底から信じられることが「楽天的に物を考える人」の特徴だ。
楽天的に物事を考える人の特徴はそれだけではない。
楽天的な人は、性善説でものを考える。そのため、人付き合いでも疑心暗鬼になって相手を試すようなことをしたり、悪いウワサを信じて付き合いの幅を狭めたりするようなことがないのだ。他人のいいところに注目して「自分の周りにはいい人ばかりでありがたいなぁ」という考え方で人と接する。そのため、他人にいばることがなく、周囲からは「謙虚な人」と見られる。こちらが謙虚な姿勢で相手を信頼すれば、相手もくだらないライバル意識を持たない。謙虚になると、周囲の人がみんな優しく見える。そして、自分自身も優しくなれるので、人からも好かれることになる。
マイナス思考な人がそう簡単にプラス思考にはなれないかもしれない。しかし、意識してちょっとでも物事を楽天的に考えたり、謙虚な姿勢になれば、「あの人に会うと元気が出る」と言われるような人になれるのかもしれない。
(文=新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。
【関連記事】
脳は年齢をサバ読みすることで成長する
なりたい自分に近づく方法
運を味方につける「10人の法則」とは?
ストレス解消につながる“落書き帳”