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村上龍が直視する「夢という言葉が氾濫し、不安が蔓延する現実」

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 それほど現実は貧困と不安が蔓延しているということである。

 あとがきで村上龍氏はこう述べている。

「今や『願い』も『夢』も消えつつある。本書は、まだそれらが実在した時代の曲名を、二つ組み合わせてタイトルとした。アイロニーではないし、ニヒリスティックになっているわけでもない。わたしは、現実を見ようとしているだけだ。」

 これらの言葉の本当の意味を知って自身の糧にするために、本書を是非、手に取ってほしい。

(新刊JP編集部)

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