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部下のリストラ、ミスの報告……「残念な知らせ」を上手に行う4つのポイント

新刊JP
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 このマネジャーは、残ったメンバーから「あの人は数字だけを重視する、無慈悲で人間味のない人」という烙印を押されてしまったそうだ。

 もし彼が解雇通告をするまえに、1日待つなり、全体ミーティングを開いて「なぜ解雇する必要があるのか」について説明をしていれば、結果はまた違ったものになったかもしれない。

 でも、上述したようなプロセスを一切省き、解雇通告「だけ」をしてしまった。それゆえ、残ったメンバーの「自分たちもチャンスを与えられることなく解雇されるのでは」という不安を煽ってしまったのである。

 なお本書では、解雇の過程で思いやりが示された場合、従業員が不当解雇で訴訟を起こす割合が17%から4%へ減少したという興味ぶかい研究結果も紹介されている(※1)。

 本書の著者は、CBSやFOXニュースのキャスターを務めた経歴を持つ。

 いわば伝え方のプロである著者が、心理学や脳科学の研究結果を踏まえながら、悪いニュースあるいは良いニュースを、より効果的に伝え広めることで家庭や職場を活性化するための方法をまとめた一冊である。

 高い目標を達成し、なおかつ職場の雰囲気をギスギスさせたくない全てのビジネスパーソンにとってヒントにあふれた書といえるだろう。
(新刊JP編集部)

(※1:デューク大学とオハイオ州立大学の共同研究によるもの)

※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

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