大型連休も終わり、新社会人のとってはいよいよ本格的なスタートを切るこの時期。
どんな仕事においても、20代のうちが最も成長するだろう。30代、40代で仕事が辛いものにしないためにも、20代の過ごし方が大事――そう述べるのは、『社会人1年目の教科書』(クロスメディア・パブリッシング刊)の著者である菅沼勇基氏だ。
では、この時期に成長する人と成長できない人には、どのような違いがあるのだろうか。
■成長する人とそうではない人のわずかだけど重要な差とは?
社会人になると、学生時代とはガラリと生活が変わる。仕事が生活の中心となるのだ。そんなときに仕事をどのように捉えればいいのか。
伸びない人は、大きな仕事をやりたがると菅沼氏。なぜ、いきなり大きな仕事をやりたがると伸びないのか。それは、仕事には段階があるからだ。
会社は将来的に難易度の高い仕事ができるよう、さまざまな経験を積ませるために最初は基礎的な仕事を任せる。この基礎的な仕事は、本人からすれば「雑用」に見えるかもしれない。ただ、その基礎的な仕事ができるかどうかを会社は見ているのである。
一方、伸びる人は、与えられた仕事を自分なりに工夫しながら1つずつクリアしていく。小さな仕事でも誠心誠意やっていくと、小さな信用が積み重なっていく。それがいずれ大きな仕事に結びつく。
この意識の違いは、小さな仕事においてもアウトトップに差が出る。
例えば、できる人は、仕事の成果物を「使う人」のことまで考えて仕事ができる。コピーのとり方ひとつとっても違いが出るのだ。目的を知って、そのために何をどうすればいいかを考えることで、難しい仕事もできるようになるのだ。
30代、40代になっても充実し、活躍できるようになるためにも、20代、特に社会人1年目は大切な時期だ。社会人生活を充実したものにするためにも、本書から働き方の基本を学んでみてはどうだろう。
(新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。