歳を取ればとるほど日常生活は単調になっていきます。
付き合う人間は自ずと決まってきますし、仕事も変化がなく単調になりがち。そんな毎日にうんざりしているなら、ソーシャルメディアを使ってみると、これまで考えられなかった新しい経験ができるかもしれません。
『ソーシャルメディアを武器にするための10カ条』(徳本昌大、高橋暁子/著、マイナビ/刊)は、単なる友人・知人との交流で終わりがちなソーシャルメディアを使って、仕事もプライベートもより充実させよう、という一冊。
一体どのように使えば、変わり映えしない毎日から抜け出すことができるのでしょうか。
■自分の専門は何か?
ビジネスでもプライベートでも、カギになるのは「出会い」です。自分と同じような趣味を持つ人と出会うことができればプライベートに新たな刺激が加わるでしょうし、自分の能力を必要としている人と出会えばビジネスにつながることもあります。
こうした出会いに巡り合うために大事なのは、ソーシャルメディア上でいかに自分を際立たせるか。
自分はどんな仕事をしてきてどんなことが得意か、そしてビジネスとは別のところで詳しいジャンルは何か。自分の経歴を振り返って「自分ならではの強み(=専門)」を見つけましょう。
また、その際は一つだけではなく、二つ以上掛け合わせると、より個性が強く出ます。
たとえば「プログラミングが得意」という人も、「営業経験が豊富」という人もたくさんいますが「プログラミングが得意な営業」となるとグッと数が減ります。つまり、それだけ独自性が増すということです。
■アウトプットはソーシャルメディアとブログで
自分の専門や独自性が見つかったら、それをアウトプットしましょう。
これはソーシャルメディアだけで行うのではなく、ブログと並行して行うのがおすすめです。
自分の売りである専門ジャンルについての難しめの記事は、より広い層に見られるブログにアップし、ソーシャルメディアの方ではより一般的な内容を投稿します。自分の人となりがわかるようなキャッチーな投稿はソーシャルメディアの方が向いています。
また、自分が何の専門家で、これからどんなことをやっていきたいかは、常に宣言しつづけましょう。「専門家を名乗るなんておこがましい」などと思う必要はありません。
はじめは専門家と呼ぶには頼りない状態だったとしても、ブログとソーシャルメディアでアウトプットを続けることで知識は増え、その分野への理解度は深まっていきます。