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見た目といっても清潔な格好をするという以外にも要素はたくさんあります。話を聞く時のちょっとした仕草であったり、態度もそう。ブッシュ・ジュニアとアル・ゴアの争いとなった2000年の大統領選挙で公開ディベートが行われた際に、ブッシュ・ジュニアが話をしている間、アル・ゴアが少し小馬鹿にしたような表情でそれを見ていたそうです。その表情が鼻についた人が大勢いたのか、アル・ゴアは敗北してしまいました。
話を聞く態度も見られています。いくら良い話をしても、態度が微妙ならば受け入れてもらえないのです。
本書は、前半が人を説得させる要素を形作る「エトス」「パトス」「ロゴス」を説明し、中盤で東工大のイベントで池上さんとの対談をした際の内容を収録、そして後半では具体例を用いながらコミュニケーションの方法を教えてくれます。
文章の端々に細かいギャグが自然に入り込んでいるのは、さすがお笑い芸人と思わされますし、パックンの頭の回転の速さに驚かされる部分もたくさんあります。特に、付録として掲載されている、パックン自身の“鼻に付かない程度の自慢と自虐だらけの自己紹介”はさすがの一言。
楽しみながら学ぶことができるハーバード流(?)トーク術。きっと役に立つはずです。
(新刊JP編集部)
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※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。
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