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その結果、生み出されたのが本書に書かれている「おじぎをしない時短販売術」なのだ。
営業はよく「心」が大事だと言われる。「心から説明する」「心からお客を想う」。それは確かに重要だが、もし相手にとって押し付けになっていたらどうだろう。それはタダの迷惑行為として受け取られかねない。
五丈氏の提唱する「おじきをしない時短販売術」はお客がセールスに対して負担のないように無駄を省き磨き上げた、1時間で契約がキマる「時短営業」スタイル。営業マンとお客が対等となり、本心で向き合える、お互いの「心」が重なる営業術だ。そこに時間はかからない。「おじぎ」をしないことでそれが実現すると、力強く言う。
この販売方法は「おじぎをする」といったことにはじまる営業の常識を覆すものであり、はじめは戸惑いを覚えるかもしれない。しかし、読み進めていくなかで腑に落ちるものが必ず出てくるはずだ。
■五丈氏が全ての営業マンへ向けたメッセージとは
五丈氏は「おわりに」で、営業が世間から「人に頭を下げる仕事」であると思われ、小学生の「将来なりたい職業ベスト10」にも入っていないことを指摘する。営業の仕事をしている人の中には、自分の仕事に誇りを持てないと思っている人も多いだろう。
しかし、これだけ一生懸命、相手のことを想う仕事はそうないはずだ。
営業という仕事は尊い、そんな五丈氏のメッセージが本書には詰まっている。「一生懸命やっている。あとは結果を出すだけだけど、まったく上手くいかない」。そんな下を向いた営業マンたちに、ぜひとも読んでほしい一冊だ。
(新刊JP編集部)
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※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。
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