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おトクな優待株投資が秘かなブーム?ダイエー、イオン、カラ鉄…

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株主優待を提供する鉄人化計画が展開する
「カラオケの鉄人」のHPより
 株式市場は、政権交代を受け多少の持ち直しの兆しを見せながらも、デフレから脱出できない日本経済を反映して、依然低迷が続いている。

 しかし、その低迷を利用して、個人投資家の間でブームとなっている投資法がある。「優待株投資」だ。

 上場企業が自社の株主に対して行う利益の還元策にはいくつかある。その代表的なものが配当金。本決算や中間決算ごとに、1株当たり何円という配当金を株主に支払う。その配当金以外の利益還元策として、株主優待がある。

 株主優待は、株主に対して自社商品や自社商品が購入できる商品券を提供したりすることが多く、そうしたサービスを実施している株が「優待株」と呼ばれる。優待株投資とは、その優待サービス目当てで株を買う投資スタイルである。

 優待株投資は、以前から行われている投資法で、特に目新しいものではない。だが、昨今の株安で、優待株の中には超お得な銘柄がいくつも登場しているのだ。

●買い物金額が割引に

 まず、紹介したいのがダイエーだ。ダイエー株を50株保有すると、ダイエーで買い物などをしたときの利用金額が5%割引となる株主優待カードがもらえる。利用金額の限度額は、50株の購入で半年20万円。つまり、20万円×5%=1万円と、1万円のお得になる計算だ。そして、ここからがポイントなのだが、1月11日時点で、ダイエーの株価は172円。50株買って、売買手数料を加味しても1万円で購入できるのである。1年で2万円も得するものが、約1万円で購入できるのだ。

 当然、株であるから株価は下がることもある。しかし、たとえ半額になったとしても、半年買い物をすれば、投資金額が回収できる。2年、3年と使い続ければ、どんどんお得度はアップしていく。普段ダイエーを利用している人ならば、とんでもない得をするわけだ(クレジットカード「OMCカード」の優待デーは、カード利用で5%割引となるが、その日に株主優待カードを使うと、さらに5%割引が上乗せされる)。

 このダイエー株のようなケースはさすがに珍しいが、これに次ぐお得度がある銘柄はほかにもある。

 イオンの優待内容を見てみよう。イオン株を100株保有した場合、買い物などの購入金額の3%が割引となる。この割引は年間200万円まで適用される。家族でイオンを利用しても200万円にはなかなか届かないだろうが、食料品や日用品をすべてイオンで買えば、子供がいる家庭なら月間8~9万円程度、年間では100万円ぐらいは利用する可能性はあるのではないか。となると、年間で3万円は優待で得できる計算だ。

 そこでイオンの株価をチェックしてみると、1月11日時点で1003円。100株ならば売買手数料込みで10万円ちょっと。したがって、約4年で投資金額が回収できることになる。イオンもダイエー同様、もともとの「5%引きデー」に使うと、株主優待割引が上乗せされ、合計1割引きとなる。ヘビーユーザーであるほど、お得度はアップするだろう。

●500円の割引になるカラ鉄

 以上、わかりやすい例として、大手スーパーのケースを挙げたが、他の業種でも超お得優待株は存在する。

 カラオケチェーン・カラオケの鉄人を展開する鉄人化計画の優待は、1株保有していると利用料金が1人当たり500円の割引となる。利用については、回数の制限はなく、しかも一緒に行った人の料金も割引となる。もし、4人組のグループで月2回程度、年間25回通ったとすると、1年間で5万円得する計算。

 鉄人化計画の株価は7万3900円(1月11日時点)だが、1株保有すれば優待が受けられるため、売買手数料込み8万円以下で保有できる。したがって、このパターンなら2年あれば、投資金額が回収できることになる。ちなみに鉄人化計画の優待サービスには、ビリヤードや複合カフェの利用料金の割引サービスもあるので、並行して使えばもっと得になる。