消費者が企業活動に抱く疑問を考察するサイト ビジネスジャーナル ⁄ Business Journal
「環境省の推計値なんて、もうアテにならないと証明されたようなもんですよ。もともと、宮城県ひとつだけで1800万トンものがれき処理量があると推定し、こりゃ大変だというので千億円単位の復興予算という名の税金を投入して、ゼネコン各社が甘い汁を吸えるだけ吸ったんです。
それなのに、昨年5月の処理量の見直し作業で、400万トンも水増ししていたことが発覚。これを受け、昨年11月になって、被災地内では処理できず外部に持ち出す広域処理量を136万トンと少なめにはじき直した。ところが、あれからまだ2カ月しかたっていないのに、もう半分に減っちゃったんですよ。
それだったら、『いったい広域処理のためにつぎ込んだあの巨額の広域処理事業費はいったいなんだったんだ』という話になりませんか」
がれき量はどんどん減り、その処理費用は被災地以外にとめどもなく流出するという、あきれ返るような政府の予算流用疑惑。大手メディアは、政府発表の垂れ流しなどもうやめて、この野放図な国家的流用問題に本格的なメスを入れるべきではないか?
(文=編集部)
■がれきの受け入れ先から除外された14団体
【団体名と交付見込み額】
中・北空知廃棄物処理広域連合(北海道) 28.3億円
秋田県鹿角広域行政組合 2億円
秋田県潟上市 4億円
群馬県伊勢崎市 2.7億円
群馬県玉村町 11.3億円
群馬県高崎市 0.6億円
甘楽西部環境衛生施設組合(群馬県) 3.8億円
埼玉県川口市 36.3億円
秦野市伊勢原市環境衛生組合(神奈川県) 44.3億円
神奈川県平塚市 95.5億円
神奈川県逗子市 10.7億円
神奈川県厚木市 9.6億円
京都府綾部市 5.7億円
大阪府堺市 81.2億円
(共同通信配信記事より)
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