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iPhone 5cはなぜ売れない?ドコモiPhone初心者の動向次第で巻き返しも

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 アップルの新製品、iPhone 5cが売れてない。量販店に行ってもiPhone 5sの在庫はほぼなく予約対応、各キャリアショップでも同じ対応だというのに、5cは潤沢に在庫があるようだ。アップルストアに行っても5cは十分に数がある。

 さらにここにきて、iPhone 5cの生産が1日30万台から半分の15万台に減らされたというニュースや、中国では密輸入される5cの価格が正規品より安くなったという噂も聞く。ソフトバンクやドコモの一部の店舗では早くも、5cでMNP(携帯電話のキャリアをまたぐ番号継続サービス)一括なら0円にしたりキャッシュバックを付けたりし始めている。

 iPhone 5cは、なぜそんなに不人気なのか?



週末の量販店のiPhone在庫状況。各社とも5cは潤沢にあるようだ。アップルストア銀座でも5cは全種類そろっていた。

●中途半端な性能と高価格

 そもそも5cは「iPhone 5cheap(あるいはChina)」という俗称が示す通り、新興国向けに廉価版iPhoneとして開発されたといわれている。側面と背面をポリカーボネイトにすることで製造原価を抑え、パステルカラーで5sとは違うポップな価値観を持たせようとした製品だが、内容においてどれも中途半端な印象を拭えない。

 まず容量が16GBと32GBで、64GBモデルがない。アプリが肥大化し写真ファイルも画素数に従って大きくなりつつあるのに、容量が少なすぎる。そしてそもそもスペックや機能は昨年発売されたiPhone 5とほぼ同じ。バッテリー容量だけは向上しているが、これなら「64GBの5を買うほうがいい」という人も多いはずだ。

 そしてこれだけ5sと差がありながら、米アップルで販売されているSIMフリー版(32GB)は5sの$749に対して$649と価格面で$100しか違わない。中国では5sが6888元(約11万円)、5cが5288元(約8.5万円)とさらに高くなる(共に32GBモデル)。「cはcheapのcじゃない」とどんなに言ったところで、性能差を考えればもっと安くなければダメだろう。アップルブランドを崩すわけにはいかないから、廉価版といえない事情もわからなくはないが、もう少しなんとかならないものか。