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元メガバンク支店長のお金の話(9月18日)

「金持ち父さん」になりたい人は、メガバンクor信用金庫のどちらで預金すべき?

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「Thinkstock」より
 三井住友銀行で金沢八景支店長、中野支店長を歴任した後、起業して6棟のアパートとカフェを経営し、3月に『お金が貯まるのは、どっち!?』(アスコム)を上梓した菅井敏之氏が、お金を貯めるコツをわかりやすく説きます。

「将来、自分はどんな人生を歩んでいきたいか」
「いつまで今の仕事を続けるのか、続けたいのか」

 この2つの質問に即答できる人は少ないかもしれません。

 終身雇用・年功序列という“昭和のサラリーマン社会”が残念ながら終わってしまって、「会社に滅私奉公していれば大丈夫」という安心感もなくなってきています。今の20~30代の人たちは、年金を受給できる時期が70歳になるかもしれません。その頃には企業の定年は70歳まで延長されているかもしれませんが、あなたは本当にその年まで、今の職場で、今の仕事を続けていたいと思いますか? 「この会社で一生働いていくしかない」という選択肢のなさで本当にいいのでしょうか?

「大ヒットした書籍『金持ち父さん貧乏父さん』(ロバート・キヨサキ/筑摩書房)にあるような金持ち父さんになって、賢くお得な人生を選びたい」「自分の経験・人脈を生かして起業したい」「嘱託になって、昔指導した部下の下で働きたくない」「今の大会社のような規模でなく、小さな会社でもいいから転職したい」など、望んだ人生を歩むために、考えなければならないことがあります。そう、お金です。

 そこで大切なのが、どの銀行に口座をつくるのか、どの銀行をメイン口座にしているかということです。

 地主でもない人が金持ち父さんになりたい時、起業したい時、零細企業の社員になった時、力になってくれるのは、今取引しているメガバンクではありません。メガバンクの主な融資相手は、グローバルに展開する大企業や中堅企業です。そして、そこで働く社員です。たとえ今は大企業にいて銀行と取引をしていても、「独立するから融資してほしい」と窓口に融資を申し込んだ場合には、ほとんど相手にされないでしょう。大企業の看板を背に億単位の取引をしている人でも、独立すれば個人事業主です。メガバンクにとっては融資相手ではないのです。

●信用金庫で信用をつくる

 そこで活用するべき金融機関は、信用金庫です。

 信用金庫は、個人事業主や零細企業が主な顧客です。新しく事業を起こそうと思った時、あなたの力になってくれるのは地元の信用金庫です。しかし、信用金庫が個人事業主を相手にするとはいっても、初めて窓口に来た人に融資を申し込まれても、ネガティブに判断されるのが関の山です。コツコツと真面目に積み立ててきた「信用できる人」にお金を貸したいと考えるのは当然といえるでしょう。だからこそ、今のうちから口座を開設し、そこに給与を振り込み、天引きで預金積立をして「信用」をつくっておくのです。

 あなたの人生は、あなたが社長です。人生を左右するかもしれないことについて、「知らなかった」「誰も教えてくれなかった」ということはいっぱいあります。“昭和のサラリーマン社会”はとっくに終わっているのに、一会社員として生き続ける人生しか知らない、ということで本当にいいのでしょうか? 自分が人生の社長であるならば、資金調達について「知らなかった」では済まされません。「自分株式会社」の社長として、お金に関してのセーフティーネットをどう築いていくかは、とても重要です。いざという時に慌てても遅いのです。

 信用金庫に口座をつくり、そこに給与振り込みを指定し、自動積立預金を契約する。この単純な行動が、あなたの人生の選択肢を広げます。将来、役に立つ時が来るでしょう。
(文=菅井敏之/TSネッツ代表取締役)

●菅井敏之 学習院大学卒業後、1983年、三井銀行(現・三井住友銀行)に入行。個人・法人取引およびプロジェクトファイナンス事業に従事し、金沢八景支店・中野支店で支店長を歴任。48歳で退職して起業。現在、6棟のアパートとカフェを経営し、年収7000万円を得ている。

『お金が貯まるのは、どっち!?』


大切なことは、つねに「お金が増える選択」をすること。成功者たちは、銀行も、保険も、住宅も、資産を増やすために、かならず明確な意図をもって選んでいます。その意図さえわかれば、あなただって資産を築くことができる!銀行支店長がこっそり教える、お金を増やす25の法則。

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