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藤原実「気になりませんか?」(3月12日)

人はなぜ無駄遣いをしてしまう?支出を減らし、無理なく節約できるスマホ活用術

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「Thinkstock」より
 最近、新聞やニュースサイトなどに目を通すと、「ベア(ベースアップ)」「昇給」など、景気のいい話を見かけるようになりました。そんな折に水を差すようですが、ひとつ重要なことをお伝えします。それは、「勢いで生活水準を上げると、後で大変になる」ということです。

 給料が上がると、気が大きくなることもあり、どうしてもそれまでより消費を増やして生活水準を上げてしまいがちです。しかし、それをやってしまうと、お金は手元に残りません。無理に節約する必要はありませんが、「(お金が)入ったら使う」を繰り返していると、出費がかさむばかりです。年金など老後の生活保障も心もとない近年、自己防衛のためにも、将来の自分のためにも、節約を心がける必要があります。

 世界的に有名な投資家のウォーレン・バフェットでさえ、55年以上前に買った家に今も住んでいるといいます。

 では、人はなぜお金を無駄に使い、いたずらに消費を増やしてしまうのでしょうか。その大きな原因は、自分の消費状況を把握できていないからです。自分の消費行動に、きちんと向き合わないことに問題があります。さらにいえば、そもそも消費状況を把握するためのデータが揃っていないことが原因です。

 自分の消費行動を直視するためには、現状の支出を把握する必要があります。そういわれると、「そうだ、家計簿をつけよう」となるかもしれません。文房具店に行くと、確かに家計簿帳は売られています。私自身も、過去に何度か「俺家計簿」をつけようと試みました。投資に大きな才能を発揮できないので、支出をきちんと管理しないといけないという意識で、そのための基礎データを収集しようとしたのです。

 しかし、これが続きませんでした。「俺家計簿」は見事に三日坊主の状態で、書かれているのは最初の数行だけです。よく考えてみると、私は日記を続けられたためしがありません。最初の数ページだけ書き、あとは真っ白のノートを積み重ねてきました。とにかく、習慣化する前に挫折してしまうのです。確かに、「俺家計簿」への記録は大きな強制力があるわけではありませんし、そもそも「とりあえず記録しよう」という感じで、継続のモチベーションも強いとはいえないスタートでした。

 そうなると、まずは家計簿に記録することを習慣化するところから始めなければなりません。そこで私は、簡単に家計簿に記録できるような状況をつくるべきだと考えました。